しゃおれんの旅日記

インフラ等は記事を書いた時点のものです。現在の状況はご確認お願いします。

後方羊蹄山に登ってきましたー♪2017.7.20-百名山16座目

斜里岳雌阿寒岳と連日登って一日休み、旭岳(大雪山)、十勝岳と登って移動のため休み、いよいよ今回の旅の一番長丁場、後方羊蹄山に挑戦です!
 
ニセコの宿にチェックインして、倶知安市内に買い出しと夕食。
町のどこからでも見える後方羊蹄山
独立峰なので、威風堂々としたその姿に惚れ惚れ。
だけど、惜しいのは頭に雲がかかっていてそのお姿を全部を見せてくれないこと。
 
イメージ 46
 
頂上のおはち巡りをしなければ8時間40分という参考タイム。
特に難しそうな箇所はなく、ひたすら登って降りてくるという山。
頂上以外は林の中で眺望は期待できないみたいですが、お花がたくさん咲いているとか。
そうです!こういう山が好きなんですよ、私。
先日の斜里で熱中症になってフラフラした師匠は、
今回はスポーツドリンク2Lやパン、
梅干し、エネルギーゼリーなど多数用意。
私もいつもは500mlのペットボトルを2本くらいしか用意しないのに、今回は900mlを2本用意。おっもーい!
 
後方羊蹄山には4つコースがあるのですが、一般的な比羅夫コースを選択。
半月湖自然公園の先の登山口から登ります。
5時半くらいに着いたら駐車場はまだ3分の1くらい。平日だからかも。
 
駐車場でトイレを済ませ、いざ出発です。(5:48)
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
登山口で入山届けに記入。すでに何人か登り始めているようです。
イメージ 3
 
案内図には倶知安ゆるキャラ「くっちゃん」が6合目にいます(笑)
ガイドブックでもそうですが、ここでも時間の目安は頂上まで4時間20分。
イメージ 4
 
歩き始めは林の中でふかふかの道。帰りにはここでキタキツネに会いました。
イメージ 5
 
ガクアジサイがきれい。
 
イメージ 6
 
オオウバユリ
イメージ 7
 
林の奥深く進んでいく感じ。
イメージ 8
イメージ 9
 
1合目(6:19)
イメージ 10
一合目から少し行くと風穴(6:23)
歯朶がたくさん、苔も多くて好みの山でした。
イメージ 11
 
登山道からほんの2mくらい登るんだけど、
ぬかるんでいて滑りそうなので風穴の風は確かめず。
イメージ 12
 
一合目半の看板。北海道の山は合目の表示が多くて励みになっていいですね。
イメージ 13
 
1合目半を過ぎたあたりから急に傾斜がきつくなります。
イメージ 14
 
2合目(6:36)
この看板にあった「羊蹄山登山リレーマラソン大会」が気になって調べたら、2002年までこの山をリレーする大会があったとか。普通なら頂上まで4時間半弱かけるところを2時間ちょっとでかけのぼるらしいです。恐ろしい・・・
 
イメージ 15
 
3合目(6:54)
イメージ 16
 
急坂もあれば少しゆるやかなところもあり。
イメージ 17
たまに開けたところから麓の町を見る。雲がかかってあんまり見えなくて少し残念。
イメージ 18
 
雲は多いけど、空が明るいからこのまま晴れてくれるといいなー。
イメージ 19
 
4合目(7:07)ここで休憩。水分補給。
このあたりまでにすでに数組の登山客を抜いていた。
登りで私が前だとペースが上がり過ぎるからと、今回の北海道では師匠を前に。
ガツガツ登りたい私としてはもう少し速く登りたいけど、
後ろで写真を撮ることに徹する。
 
イメージ 20
 
きのこ発見!
イメージ 21
 
5合目(7:35)
イメージ 22
 
相変わらずこんな感じで登っていきます。
 
イメージ 23
イメージ 24
 
6合目(7:56)たまに風が吹くのが涼しくて嬉しい。
 
イメージ 25
イメージ 26
 
7合目(8:20)
 
イメージ 27
イメージ 28 
エゾカンゾウなのかな?本やネットで見ても似ている花が多いし、
自分の写真の撮り方が甘くて断言できない。
イメージ 29
 
イワオトギリ
イメージ 30
 
チシマフウロ
 
イメージ 31
 
8合目(8:42)そろそろ出発から3時間。いつもなら頂上に着くくらいなのに・・・
イメージ 32
イメージ 33
イメージ 34
 
9合目(9:01)に出ました。すごい霧と風。
イメージ 35
 
いきなり岩場。
イメージ 36
イメージ 37
 
そうは言ってもお花がたくさん咲いていて癒されます。
イメージ 38
 
山頂を目指します。
イメージ 39
 
イワブクロ
 
イメージ 40
 
イメージ 41
 
この辺りからもう真っ白。しかもすごい風!風!京葉線なら絶対止まる。
風に押されてよろよろしながら稜線を歩く。
 
山頂から戻ってきた人に「比羅夫はこっちで大丈夫?」と聞かれる。
この目印が無いと不安になりそう。
 
 
イメージ 42
 
たまに見える目印の石の山。
何度も「これを山頂にしちゃダメ?」と聞いて却下される。
イメージ 43
 
のんきに写真撮っていると霧の中で置いていかれそう。しかもすごい風なのよー。
 
この後、岩場になり、ペンキの印があるもののこの道でいいのか自信がなくなる。
なにしろ、眺望がないので、どこがピークか分からない。
イメージ 44
 
三角点発見!これでとりあえずいいか、と記念撮影後、帰ろうとする。
この後、追いついてきたグループに「三角点があったからそこで折り返してきました」というと、その人たちも「じゃあ、とりあえずそこまで行くか!」と。
戻り始めて少しして、私が「行けるよ」というと、
師匠はやっぱり「頂上を探したい」と。
風にフラフラしていたので、気を使ってくれて戻ることにしたよう。
頂上から戻ってきた人に偶然あって、
「三角点からほんの5分くらい行ったところに頂上ありますよ」と言ってもらって頑張ることに。
先ほどのグループの人たちも私たちが「頂上探します」と言って進みだしたので一緒に頑張ることに。
 
イメージ 45
 
三角点から5分ほどで山頂着きました。(10:05)
本当はすばらしく景色がいいはずなのですが・・・・
風もひどくて、霧の中迷わないように必死でした。
 
山頂は風が強くて休むどころではないので、少し下ってからと・・・
7合目でパン食べたりして休憩(11:35)
 
下りるときはストックを借りてサクサク降りる。
ぬかるんでいる道で「滑りそうで嫌だぁ」と愚痴っていると「そんなこと言わないの!」とまたも怒られる。
「愚痴じゃなくて、甘えてるんだから、『大丈夫だよ』と甘やかしてよー」と抗議したら「しゃおれんが甘えることもあるんだー」と驚きつつも「大丈夫、大丈夫、転ばないから、安心してー」と(笑)
 
先日の武尊山で転んでから下りで愚痴が多くなっていたけど、ストックを使うことで転ぶことが減ったから少し楽しくなりました。登山口には1時半には到着。何事もなく無事に登れてよかったです。
 
登山後のお楽しみ温泉は、ニセコにはたくさん温泉があるというのに宿にあったフリーペーパーですごく推されていた「雪秩父」へ。2年前にリニューアルされたので、とてもきれい。硫黄臭が強いのですが露天風呂も女湯のほうが充実していて泥湯まである。泥パックをここぞとばかり楽しみました。
だけど、ニセコの奥の奥なので、もっと近くても良かったかも。(霧がすごくて車で行くのが怖いくらいだったから)
 
今回の北海道で登った山の中で私は後方羊蹄山が一番好きです。
蝦夷富士とも呼ばれる美しい姿。お花も多くて、ザレたところも無くて、これで景色が良ければ言うこと無いんですが、本当に楽しかったです。
 
百名山全登頂を目指すなら北海道にはあと4座、
利尻岳羅臼岳トムラウシ山幌尻岳とどこも難関ぞろい。
私としては、船で近づくと島がずばり山という利尻岳がすごく気になります。
体力だけでなく、技術も向上しないとなー。