百名山全登頂を漠然とめざす師匠(夫さん)に連れられて登山をするケナゲな妻(笑)
去年から登り始めた私はやっと10座目ですが、師匠はこれで52座目。
昨年は中央高速近辺をいくつか抑えたので、
今年は東北道・関越道あたりで行けるところを目指します。
千葉を夜中2時に出発。高速がすいていて、なんと3時間足らずで二荒山神社に到着。
登山者用駐車場に停めて5時まで仮眠。
男体山は5月5日の開山祭から10月25日の閉山祭までの間だけ登山可能。
登る時には二荒山神社で入山手続きをとる必要があります。
土日祝は5時開門とネットで見たけど、6時開門でした。
後で頂いた登拝案内にも「登山受付時間;6時から正午」とありました。
同じように早く来てしまい車で待機の人々多し。
(私たちはあぶなく寝過ごすところでした)
境内の登拝口からいざ登ります。(6:23)
石の鳥居の奥のしめ縄のかかっているところが登り口です。
始めは石段。次は木の階段。こんなに整備されていて楽だーと思ったのはほんの一瞬。
一合目の遙拝所。山頂まで登れない時はこちらで拝むのだそうです。
一合目からいよいよ本格登山開始ー。
笹の中の登山道は、湿っていて油断するとつるっといきそうな感じ。
しかも結構急です。
三合目に到着。(6:48)あれ?二合目はどこだったんだろう?
三合目から四合目は舗装された道を歩きます。
案内図では30分とあったけど、22分で四合目に到着。
師匠と「さっきみたいな登り道3時間と、
こんなゆるい登り道5時間だったらどっちを選ぶ?」などと話す。
鳥居が見えました。「登山道入口」とあります。
ちなみに三合目には「下山道入口」の看板ありました。
四合目の看板
こっちのバージョンの看板もあり。(7:10)
四合目を登り始めてすぐは割と楽。
かと思いきやけっこう大変。ぬかるみそうな道もあってちょっと注意。
中禅寺湖がきれいに見えてきました。
やしおつつじ
白やしお。きれいですが、白が葉の緑に負けてしまって、
見ているときはもっときれいだったのに、うまく写真に撮れず残念です。
だんだん、道があれているところが増えてきました。
土嚢も木の階段も崩れてしまっています。
そうこうするうちに五合目到着。(7:24)
だいたい登り始めて1時間。まだ元気なので休憩せずに進みます。
五合目から六合目までは10分ちょっとで到着。ここで休憩しました。(7:35~7:43)
登りはいつも大汗かいてしまうので、休憩中は冷えないようにレインこートを着て防寒。
岩にめり込んでる六合目。出発です。
遠くを見ているような孤高の六合目看板
相変わらずの急登。
そのうち木の根だけでなく、岩も増えてきました。
最後は岩だらけ。それが結構大きな岩なので、小さい私はよじ登りながら進む。
七合目到着!(8:08)
大きな岩だらけ。
岩との戦いの途中で出会う鉄の鳥居。
7合目を過ぎたくらいから、降りてくる人とすれ違う。
6時から登り始めてまだ2時間でもうここまで降りるって、
どれだけ駆け上がったり下りたりしているのかしら。すごすぎるー。っていうか楽しいの?景色見てる?
巨大な鎖。しかもこの鎖に頼っても登りたい方向には行かない。
鎖ではなく、赤矢印を信じて進みます。
避難小屋の前の木の板を渡ると八合目!(8:42)
まだ岩との戦い。よじ登ること数分。
やっとなだらかな道に出ました。
崩れがちな階段を登っているととうとう九合目!(8:55)
階段の後、頂上間近は小石でザレザレ。すごく登りづらいーー。
でも、後ろを振り返ると中禅寺湖が一望、戦場ヶ原も見えて、遠くの山々もすごく良く見えるーー!
師匠を見捨てて先に頂上へ(9:13)
八合目から師匠を待たなかったら9時には着いていたかも。
師匠はその後10分遅れくらいで到着。
山頂は風が強くて寒い!カップラーメン食べている人がうらやましい。
二荒山大神様の像。
山頂の奥にある剣。みんなが記念撮影しているので私たちも取り合えず。
空が晴れ渡っていて本当にきれい。
中禅寺湖がくっきり。右手に見えるのは戦場ヶ原。
雪があるのは日光白根山だそうです。奥に燧、至仏も見えると師匠が教えてくれたのだけど、いまいちよくわかりません。
太郎さんと大真名、小真名と家族がいるらしいです。
頂上で、眺望を楽しんだ後、お菓子で軽く休憩。いよいよ下山開始(9:45)
12時には無事登山口に着きました。
下りは、登りの辛さが何だったんだろうと思えるくらい楽でした。
もちろん大きな石のところを下りる時には、後ろ向きに這うように下りたりもしたし、
すべらないように気を付けてもザレ道で滑ったりはしましたが。
目印を覚えているからあとどれくらいかもなんとなくわかるし。
やっぱり体が重いから登りが辛いんだなーと、師匠と反省。
私たちが降りる頃、電車組なのか団体さんなのか多くの人が登ってきていて渋滞してました。
行違うのも大変。秋の紅葉シーズンはもっと大変なんだろうなあ。
靴清め場(靴洗い場)もちゃんとあります。
男体山は大きくて、景色も色々変わるし、道も色々で、登り甲斐のある山でした。
ただ、一つ要望出せるなら、途中にトイレを作ってほしいです。
今回は、大汗かいたからなのか、途中でトイレに行きたくならず助かりましたが、
(最後3合目を下りたあたりから早く下山してトイレに行きたいと思っていたけど)
あの人数とあの登山道では途中でお花を摘みに行くのも難しそう(笑)
山全体が神の域だから仕方ないのかな?
6時から登って6時間くらいで降りられるからお昼用のパンは要らないなーと、お菓子しか持っていなかったので、ちょっとひもじかった私。師匠も途中であんぱんを食べたけど、もっと食べたかったようです。
これからは何かあった時のために、多めに食料を持っていこう。
せっかく、友人たちからの誕生日プレゼントでこのリュックを買ってもらったので。
25Lも入るので、日帰りピストン登山の時は荷物が少ないのでリュックが大きくて邪魔に感じます。
師匠が「訓練になるからテント背負ってみれば」とかいうけど、あれは私に負荷を与えようとしているのかな?
お昼には下山して、千葉まで戻る前のお楽しみは温泉♪
今回はいろは坂を下りて、清滝ICのすぐ近くの「やしおの湯」に行きました。
日光市民なら300円、市民以外は510円です。お肌がつるつるになりそうなお湯、露天風呂もあり大満足。
登山の途中から「こってりした味噌ラーメン食べたい」と言っていた師匠ですが、
佐野SAで食べた佐野ラーメンはあっさりしていて、なにやら物足りなかったそうです。
「あれだけ運動したんだから、体に悪いくらい脂をとってもいいはず」といっていたのに残念(笑)
私もどちらかというとスープが濁るくらい脂があるほうが好きです。(だから私たちは小太り)
前泊しなくても、日帰り登山できるということが分かり、これからまた登れそうな山が増えてきました。
といっても、運転して登ってまた帰るなんて、あと何年できるなかーと若干弱気なミドルエイジなのでした。