しゃおれんの旅日記

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編笠山登山2016.8.28

清里に泊まり、翌日は八ヶ岳の南端、編笠山に登る予定でした。
4時に起きたときは洗面所の窓からはザーザーと雨の音。
もしやペンションの裏手に川でもあったか?と部屋の窓をあけてもしとしとと雨音。
でも、ダメ元でいいから登山口まで行こう!と出発。
 
清里は深い霧の中。
雨音と思ったのは、霧のしずくが木々の葉に落ちて
それが雨のように降り注いでいるからでした。
予報は午前中は曇り。雨が降る前に登り切ってしまおうと朝5時50分、
観音平からスタートです。
 
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幻想的な霧の中の森。笹が生い茂っています。
道が濡れていて木の根っこですべらないように気を付けます。
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コースタイムでは1時間のところにある「雲海」
全体に霧の中雲海がわかりません。
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今回は途中でかわいいきのこがたくさんありました。
師匠から小さいカメラを借りたのでけっこう写真撮ってみました。
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石を乗り越えて登っていく。
カンボジアのベンメリア遺跡みたい。テンション上がります。
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私は、登りのほうが好きでどんどん登ってしまうので、師匠に
「ハイジがフランクフルトから帰ってきて、おじいさんの家に一目散に行くみたい」と言われ、「千葉のハイジ」と呼ばれることに。
 
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押手川につきました。山渓サイトのコースタイムでいうと1時間50分なのですが、私たちは1時間20分で着ました。
 
この押手川、昔登山者が水を求めて石を押したら清浄な冷水がコンコンと湧き出たので押手川と名付けたという由来が看板に書かれていました。
昨日の雨のせいか、もともと水が湧き出るためかぬかるみを越えて山頂をめざします。
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赤い←、赤いテープが登山道の印、目印にして進みます。
 
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相変わらず岩と木の根っこのコラボレーション。
 
と、思っていると、森林限界を超えたのか高い木が無くなり、
だんだん霧が晴れはじめて、振り返るとこんな絶景が。
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南アルプスらしいです。雲の上に抜けたようです。
雲が瞬間瞬間形を変えていきます。
この少し前は雲海がなめらかで美味しそうなメレンゲのようでした。
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富士山も見えます。単独で鎮座しているのですぐ分かります。
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こんな看板が見えたらあともう一息。
 
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こんな感じでよじ登ります。
 
 
山頂に着きました!朝6時に観音平をスタートして、8時50分に登頂成功です。
山頂は眺望がすばらしく、八ヶ岳南アルプス中央アルプスなどなどとてもきれいに見えます。
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八ヶ岳連峰の右手前から権現岳、奥が赤岳、左が西岳。
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写っていませんが他にも登山客は多く、みな絶景にご満悦。
登っている途中で汗をかいてレインコートを脱いだけど、山頂は風が強くて寒くてまた着こむ。
 
師匠はパンを食べていたけど、お腹のすいていない私は飲みものだけで十分。
景色をおかずに美味しい空気をお腹いっぱいに。
あ、空気でも太っちゃう年頃なのに(笑)
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今まで登った中では山頂からの眺望が一番良かったです。
頑張った甲斐があるというもの。
 
下りは師匠がカメラを持って、きのこ撮影会。
山頂はあんなに晴れていたのに、また霧の中に戻ってしまった?
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押手川をすぎると笹が生えてきます。
降りるときは余裕が出てきたのか師匠が俳句をひねりだします。
ブログに載せろと言うので載せます。
「笹野原 頬をなでるる 涼風や」
初めは「冷風や」と言っていたので「涼風のほうがいいんじゃない?」とか言っていると
「しゃおれんは批評ばっかり。自分では句を作らないくせに」と怒られる。
どっちがいいかはよく分かりませーん。
二人とも芸能人が俳句を作ったり色々な才能を競う番組が好きでよく見るのですが、
他人のを見るのと自分で作るのでは大違いですね。
 
9時10分に下山をはじめて、観音平に11時25分に着きました。
今までよりも1時間ほど長いコースになっただけでけっこう足への負担が違うようです。
下りで木の根っこにうっかり乗ってしまって滑ったりしました。
 
下山後は、観音平の駐車場からすぐのところにある道の駅こぶちざわにある「延命の湯」
お湯が柔らかく、温度もいい感じで良かったです。
登山の後の温泉最高!
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美味しい手打ちそばを食べて、道の駅で巨峰を買って帰りました。
 
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この日は、帰り小仏トンネルからの18キロの渋滞にはまり大変でした。
小淵沢のICに乗ったの2時半くらいだったのに・・・
 
ラソンが好きだけど、登山はタイムを競わなくていいから単純に楽しい。
ラソンは、今は近所をゆるゆる走っているだけなのでタイムを計ってないから気楽だけど。
何より夏登山は涼しいから楽しい。これから色々山の表情を見てみたいです。