しゃおれんの旅日記

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大阪くらしの今昔館「レトロ、ロマン、モダン、乙女のくらし」展

大阪歴史博物館のあとは地下鉄で、大坂くらしの今昔館へ。

江戸時代の大阪の町

ジオラマ好きにはこちらも楽しい。

江戸時代の街並み

空が明るくなったり、夜になったりします。

見学前に、入口直ぐ側の銭湯で、人間国宝の落語家の米朝さんの語りで大阪の町人の暮らしの案内映像があるので、ぜひ見てください。

この後の見学がわかりやすくなりますよ。

帯と帯締めで作った宝船

お祭りのときに店の宣伝を兼ねて店先に展示する宝船。

細かい木彫の装飾

山車も豪華。

ここでは有料で着物の着付けが出来て、やっぱり外国人観光客が写真撮影を楽しでいました。

日本家屋の中で着物を着て、しかも屋内だから涼しい。いいかも。

モダン都市大阪

エスカレーターで下ったら、明治から大正・昭和の大阪の町をジオラマで再現した展示室に。

古墳や埴輪だと常々言っているけど、実はミニチュアとかドールハウスとかすごく好きなんです。子供がいたらシルバニアファミリーの家とか絶対買ってた。

物を増やしたくないから、見るだけで満足だけど、細かいところに気を使って作ってるのを見るのは楽しいですよね。

船場

路面電車が走っています。

 

こちらは1930年代の大阪新開地、近代的な長屋です。

大大阪新開地 近代長屋

手前の二軒は一階、奥は二階が分かるようになっています。

玄関横に台所、茶の間、廊下をはさんで床の間付の和室、奥にお風呂とトイレ。

当時はくみ取り方式なので、裏庭から作業ができるようになっているんですねー。

庭は裏庭というか、表に面したところに作るのではなくて、自分たちだけで楽しむものなんだなあと思う。

(これだと、ちょっと気を抜いたら草だらけになりそう。他人に見られてこそ頑張るガーデニング

二階は6畳(子ども部屋?)、8畳、3畳の書斎?ベランダ付きでいい場所(当時は父親の地位が高いからいい場所なのかなー?)。

間取りを見るのも好きなので、どこをどう使う?と考えながら見ていた。

二階建ての長屋

西洋風でおしゃれな外観なのに、中は和室という和洋折衷がレトロな感じでいい。

家賃はいくらくらいなんだろう?それとも建売なのかな?

今ほど高くはないよね。年収の何倍くらいだったんだろう。

 

歩いている子供もセーラー服みたいの着てておしゃれ。

こういうところに住むのは、公務員?ホワイトカラーだろうけど、どんな職業の人がここに住めたんだろう?

 

 

30分毎に八千草薫さんのナレーションで「住まい劇場 『あの日あの家-ある家族の住み替え物語』」という映像が流れます。

ナレーションに合わせて、模型が変わったりして、ほのぼの系人形劇が好きな人にお薦め。

戦前の床屋さんのほのぼの話から、戦後のバス住宅からの、団地でみんなでTVを見る風景で終わる。

こんな生活の人は多かっただろうからすごいなと思う。

焼け野原から復興したんだから、昔の人ってすごくたくましい。

城北バス住宅

戦後の住宅難のときに、廃車になった木炭バスを住宅に転用。二坪半の車内で家族が暮らし、トイレなどは共用。安い家賃ということもあり、助け合って居心地よかったらしく、昭和25年まで存続したそうです。

古市中団地

1950年代の高度成長期に建てられた団地。

そうそう、昔の団地って真ん中に給水塔がありましたよね。子供の頃、近所にこんな団地がありました。

おじいちゃんと孫でTVを見てる

この映像の主人公の女性は、戦前戦後を通して一生懸命働いて、今が幸せみたいになってて良かったです。(戦争に行ったお兄ちゃんも無事に帰ってきた設定)

 

「レトロ、ロマン、モダン、乙女のくらし」展

モダンガールがおっしゃれー

ポスターの左上の女性は、メガネに束髪、指輪してワイン飲んでるという最新流行すぎるという風刺絵になってる。

 

明治から昭和にかけての、いわゆるレトロな感じの商品パッケージや雑誌、広告などの展示です。

とにかくいろいろかわいい!

これを見たくて行ったのですが、ジオラマに思わぬ時間をかけてしまった。

おしろいの缶

資生堂もありました。今でも十分通じるデザインですよね。

今でこそミニマリストを目指しているが、子どもの頃はかわいい缶とか箱を集めたものでした。

後悔したのは、老眼鏡を忘れたこと。細かいデザインがよく見えなかった・・・

 

花王石鹸やライオン歯磨き、ヘチマコロンなどなど、有名どころがありました。

「何でも編める編み物の手引き」欲しい

中原淳一の表紙の「子供の着物」というソーイングブック。着物というけど、洋服だよね?

昔は、手芸は女性の立派な趣味と言うかたしなみで、手芸本はよく売れたらしい。

今となっては手作りなんて喜ばれないけど、私もクズ前夫に手編みのセーターとかマフラーあげましたよ。

 

一番ハマったのが、津村順天堂の「中将湯」のポスター。

毎年デザイン変わってます

中将湯とは婦人病に効く薬です。

藤原鎌足の孫、藤原豊成の娘中将姫は、継母にいじめられ命も狙われたので身を隠し、助けてくれた藤村家に婦人病に効くとして、婦人薬を伝えたそうです。

この藤村家は初代津村さんの母方の実家で、代々伝わるこの婦人病の妙薬を中将湯として販売することにしました。

明治36年は中将姫がメイン

明治47年は洋装

洋装はこれ一度キリ。
「強壮の愛児は健康なる婦人より生まる」とある。

汽車をひっぱるほどの強壮な子どもたち、すごいな。

「健康なる婦人は中将湯の服用より来る」そうですよ。

大正2年 世界中の女性に広めてる?

大正8年 ロゴマークの中だけに

中将姫はロゴマークの中に納まり、日本のご婦人が外国のご婦人方にプレゼンしてる?

作画は同じ先生のような気がするんだけど、デザインが変わるのが面白い。企画会議に参加したかった。

雑誌の表紙

中原淳一蕗谷虹児、高畑華宵などの雰囲気のあるイラストも多くて良い。

私は竹久夢二はそんなに好きではない。

こんな雑誌を読んで、ハカマを穿いて女学校に通って、休日には地下鉄に乗って三越でお買いものという恵まれた女学生ならいいけど、住み込みの女中さん、女工さんとか女給さんはきついですよね。

経済的に恵まれていないと生き残れないこともあるから、タイムマシンで近代以前には絶対に行きたくない。

展示室はそれほど大きくないのですが、展示品が細かくたくさんあって、すごく時間がかかります。

楽しい時間でした。