今回、恵那山登山後の観光で実は一番行きたかったところ、
作品を寄贈してこの美術館が作られたそうです。
階段を登るとエントランスに諸葛亮が飾ってあるのが見えます。
「前出師表」の前に立つ諸葛亮。
実は、私は「三国志」がかなり好きで、語りだしたら止まらない。
韓国にハマる前は中国を一人旅するくらい中国の歴史も好き。
それがちょうどこの時期、常設展で「赤壁の戦い」だと言うのでとてもうれしい!
魏・蜀・呉の人形たちが見られましたよ♪
ギャラリーは撮影不可なので写真はありません。
中に入ると、係の男性が懇切丁寧に説明をしてくれます。
あの人形たちは、目が閉じたり開いたり、目玉が動いたり(横目でにらむこともできる)
喋ったりしていましたよね。目の開閉と目玉の動きはどちらかしか選べないそうです。
曹操は横目でにらむことができるけど、伏し目はできない。
口が動くのは顔の表面が革でできているので、動かしてもしわにならず、
マリオネットのような切り込みもなく自然です。
顔はあえて左右非対称だそうです。その方が角度によって表情も変わるし自然だから。
馬の動かし方や軍隊の移動の話とか。
テレビを見ているだけでは分からなかったことがわかって、説明を聞けて良かったーー。
エキストラの人形は触って撮影しても良いと言うので触らせてもらう。
体の中に左手で持っている棒につまみがあって、目が動いたり、首の角度を変えたりできる。
右手で持っているのが手の動きと体の向きを変える棒。
このエキストラさんは見本用なので衣装をつけていないですが、
他のメインキャストたちは服が何着もあるので、首を外してつけかえるそうです。
服や鎧は体に縫い付けてしまうそうです。体だけなら700gくらいですが、
衣装を着けると2キロから3キロくらいになるそうです。
それを持って演技する人形使いの方たちってすごいですね。
説明の方は「川本先生は諸葛亮が一番気に入ってらした」とおっしゃっていたけど、
実は私はあまり諸葛亮は好きではない。
毎週欠かさず見ていたわけではなかったけど懐かしい。
紳々と竜々がチョコチョコと出てくるのがうっとおしかったけど、
平家物語のほうは見ていなかったけど、こちらのほうの人形も衣装がとても豪華で素敵。
衣装に使う布は使いまわしはしないそうですよ。半襟くらいなら分からないかもしれないのに、もうその布は他の人形の衣装には使わないくらいのこだわりだそう。ハリと光沢があるのは帯を多く使っているからとか。
人形の作り方見本の展示もありましたが、衣装の工程が複雑でこれぞ日本人のこだわり!という感じでした。
私は、雛人形とか人形のお道具などの細工物も好きなので、この美術館はまさにどストライクなのでした。
この美術館を出た後、千葉までひたすら帰りました。途中駒ケ岳SAでお土産購入。
朝ドラ効果おそるべし。
SAから見上げる木曽駒ケ岳付近にはバリバリ雪が残っていました。
実は天気次第で帰りに登ろうとか思っていた。この時期はまだ雪山だということを失念しておりました。
次はどこの山に行こうかなー。