しゃおれんの旅日記

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憧れのミャンマー旅行 その⑨ヤンゴン テーマパーク?! シュエダゴンパゴダ

4時近くになり、やっと涼しくなってきたのでいよいよシュエダゴンパゴダの見学です。
 
外国人は専用入口から入ります。
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靴を預け、拝観料を払いシールをもらうので、目立つところに貼っておきます。冷えたペットボトルとウエットティッシュをもらい、荷物検査の後エレベータで上がります。エレベータは写真右手の建物です。
エレベータを使わない場合は60m近い高さの丘をゆるゆる階段を登らないといけないようです。
大理石はまだほんのり熱いけど、歩けない熱さではありません。ヨカッタ。
 
エレベータを下りて、回廊を進むと大きな菩提樹があります。
そして、開けたところに出ると・・・
 
もうキラッキラ✨°
 
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真ん中のパゴダは高さ約100mもあるそうです。まわりの小さな祠は寄進されたもの。
このシュエダゴンパゴダは、紀元前6cにお釈迦様から聖髪をもらったモン族の商人の兄弟が王に献上し、王が建立したのがはじまりです。
度重なる戦乱や地震などを乗り越え、改築が重ねられて今のような大きくて立派なパゴダになったということです。あわせて多くの方がお堂や祠や仏像など色々なものを寄進しているので、年々境内はぎゅうぎゅうに建物が建っていて今のような状態に。
もう、ホント、テーマパークのようでしたーーー!!
ありがたいことこの上ない。
まず、火曜日の神様がいたので、火曜日生まれの私はお参り。
お釈迦様の像だけでなく、曜日の神様の獅子にもお水をかけます。
 
 
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熱心にお参りしている皆様。東西南北にお堂があって、それぞれに仏像があるのですが、もうどれがご本尊だかわかりません。真ん中にある仏像には電飾の後光が・・・✨境内には多くの方が・・・月曜の午後にお参りできる人ってお仕事は?
でもよく見ると現役世代の男性は少な目。女性やお年寄り、学校が休みになったからか子供連れも多く、それら多くの方が横座りしてのんびり過ごしていたりする。
テーマパークのよう。じっくり見ていたらどれだけ時間がかかるのかしら。
 
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体の悪いところに金箔を貼るとよいということで、アレルギーもち師匠はお鼻に貼っています。
 
こんなに金箔が貼られていたら、剥がしていく人いないのかしら。ミャンマーは砂金探しもさかんと聞くけど悪い奴がいないともかぎらない。なんてことをガイドのエイヤーさんに言うと目をまん丸にして驚く。
「そんなことをしたらばちがあたります。ミャンマーの人は誰もそんなことしません」
 
バガンのヨンちゃんが言っていたのですが、
その昔、バガンのパゴダから仏像の壁画を剥がして盗んでいったドイツ人がいたそうです。しかも、剥がした壁にサインまでして。そのパゴダには建立時にお釈迦様を称える言葉とこのパゴダを傷つけるものがいたら地獄に落ちるといったような文を書いた碑があったそうです。偶然なのか仏罰なのかそのドイツ人は半年後に事故で家族全員亡くなったそうです。アジアの遺跡から欧米列強が傍若無人に盗んでいた頃の話だそうですが・・・
 
ミャンマーはほとんどの国民が仏教徒というけれど、そうでない宗教の方もいるので仏罰を恐れるよりも現世の生活を優先する人もいるかも・・・なんて思ったけど、まず違う宗教の方はここに入りたくないだろうなあと。
すみません、罰当たりなことを想像してしまいました。
 
 
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翡翠の仏像。カチン州では翡翠がとれるそうです。額には大きなルビー。こちらも寄進されたもの。
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数年おきに金箔が貼り替えられます。写真中央のこぶりな塔は張り替えられたばかりでまばゆい煌めき✨
手前や奥のパゴダはよく見るとくすんだ金色になっています。
 
 
ここで、これだけ多くの方が寄進をされていることを見て、信心深くないけれど私たちも仏教徒のはしくれ。
これだけ楽しく旅行させてもらっているミャンマーに少しお返ししなくては。
ということで、金箔代として10000MMK(約1000円)を寄付。エイヤーさんに頼んで受付に寄付してもらうとちゃんと領収書をくれました。「お釈迦様の愛が倍になって帰ってきますよ。」それはありがたい(笑)
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境内にはキラキラのお堂がひしめきあっている。
 
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上のお堂のなかには細かい彫刻がたくさん。あまりにも多すぎてエイヤーさんも説明を放棄?
 
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寄進されたお釈迦様像であふれているお堂。もうどれを拝んでいいんだかわかりません。
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こちらも細かい彫刻の欄間と柱に見とれます。本当に細工がきれい。
 
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ピンクのロンジーを着た女性。エイヤーさんに聞いたらこちらは献血を呼び掛けているそうです。
献血が趣味の私ですが(年に全血2回、成分献血も2回は必ずしている)、さすがに外国で献血するのはこわいので自粛。見ていたら、ほどなくして一人の男性が奥に女性に案内されていきました。
 
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写真ギャラリーでは、改築前の昔のパゴダの写真などが展示されていました。
驚いて思わず写真に撮ってしまったのですが、こちらの写真はなんとパゴダのてっぺんの飾のところに奉納された宝石類だとか。下の写真のオレンジの→のところにあるそうです。
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改築するときに、国民から指輪や宝飾品が奉納されたそうです。ルビーや金が取れて、貨幣よりも信頼がおけるため金や宝石類を持っている人が多いとはいえ、それを奉納できるんだーーーと。
別の写真にはダイアモンドが奉納されたという写真も(ミャンマーはダイアモンドは取れないので、こちらはお金持ちが奉納したのでしょうか)
もともと、宝飾品には興味ない私ですが、たとえ持っていたとしても奉納できないなー、と自己の欲深さを思い知らされる。来世で良い人生に生まれ変われないかも・・・
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巨大なお釈迦様の像の頭の上にカーテンがあります。
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お釈迦様が涼しくなるように、一生懸命紐をひっぱってカーテンを動かします。
涼しくなるようになんて、熱帯の国ならではですよね。
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この大きな鐘は銅製。19Cにイギリス軍が銃弾を作るために持ち出そうとしたけど、輸送中に船が沈没。ミャンマー人たちが川からひきあげて戻されたそうです。だから、至る所きずだらけ。でも、持っていかれずヨカッタ。

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インドのブッダガヤに立つ寺院を模したものが寄進されました。
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師匠(夫さん)は月曜日生まれなので、月曜の神様にお参り。
さて、境内はずっと裸足なのですが、このシュエダゴンパゴダは足裏に砂利がつくこともなく快適。
それもそのはず、境内を掃除するボランティアの方がたーーーくさんいたのです。

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おそろいのTシャツには「月曜日生まれ」と書いてあるそうです。この日は月曜日だったので、チーム月曜日の方がボランティアとして境内の掃除に励んでいるそうです。ガイドのエイヤーさんは日曜日生まれなので、仕事が入っていない日曜日に1時間ほどの掃除に参加することもあると言っていました。
みながニコニコと楽しそうにおしゃべりしながら掃除をしている。1時間程度で功徳になるなら楽しいかも。
 
 
これでほぼ境内を一周。1時間強の楽しい時間でした。贅沢言うなら、もっとガイドさんが日本語と話が上手だったらもっとあれこれ質問したかったなあ。