しゃおれんの旅日記

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憧れのミャンマー旅行 その⑧ヤンゴン 色っぽいお釈迦様

バガンでの朝、ホテルの近くを散歩していました。
 
この日もお天気悪くて朝焼けは見られませんでした。
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気球でバガンを見ることもできるそうです。
前にアンコールワットで気球に乗った時は寒かったのと、アンコールワットから気球も朝日も遠すぎてがっかりしたことがあったのですが、バガンはいたるところにパゴダがあるからお天気さえよければ素敵な感じに見えそう。
OPツアーがあれば参加したかったなぁ。
 
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お坊さんもトラックバスで移動。これから托鉢にでかけるのでしょうか。屋根の上のお坊さんたちが落ちないのがすごい。左のISUZUのトラックは過積載ですよねぇ。
 
 
朝食後、ニャウンウー空港までヨンちゃんに送ってもらう。
ヨンちゃんが「仏教三大遺跡というけど、アンコールワットとボロブドゥールは世界遺産なのにバガンは違うんです。」と言いだす。
その理由は、以前修復した時に、本来の姿ではない形に修復したから(壊れたままにしておきたくなくて検証もせずにとりあえず直したり、見た目重視で壁画の上に漆喰を塗ってしまったり、仏像の後ろに電飾の後光をつけたり)。そして、軍事政権時代に政府と癒着した人がゴルフ場や高さ60mほどの展望ビルを建てたりしたからとのこと。
「他の国の世界遺産と比べでも、『どうしてこんなに素晴らしいのに世界遺産になれないの』って思います。世界遺産になったらもっとお客さんが来てこの素晴らしさを知ってもらえるし、ユネスコが監督したらちゃんと保護されると思う」と。
世界遺産の暫定リストに載っているようですし、懸案事項が解決されて世界遺産に登録されて、今後は無計画な修復や開発が行われず保護されるようになって、多くの人がこのバガンの素晴らしさを知ると良いなあと思うのでした。
 
 
ニャウンウー空港では、待合室で待っているとマイクで便名を呼び上げてくれるので、搭乗客は歩いて飛行機まで向かい乗りこみます。せめて便名をホワイトボードに書いてくれたらいいのに。
 
 
 
 
ヤンゴンに着いたら、ガイドのエイヤーさんが待っていてくれて車に乗りこみます。
やっぱり都会、渋滞がすごいです。
ヤンゴンについてまず見学したのが、とっても有名なお釈迦様のいらっしゃるところ。
「チャウッタジー・パゴダ」です。
 
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ちょっと不謹慎ですが、色っぽい寝釈迦様。
このお釈迦様は初めインド人職人が作ったので、顔がインド風で上半身が起きていて非常に不評だったので(初代の写真を見ると確かに今とは全然違います)、戦後ミャンマー人の寄進者が建て直したそうです。
その方のお写真と像もありましたが、その像があまりにも似ていて蝋人形のようで驚き。
 
 
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高さ17m、長さ70mという巨大さ。「チャウッタジー」とは6階建てという意味らしいです。それくらい高さがあるということだとガイドのエイヤーさん。足裏には108の仏教の紋様が書いてあり、足が揃っていないのでこちらは寝釈迦様ということが分かります。これくらい大きいのに、ミャンマーの中ではまだ4番目の大きさらしいです。
 
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まつ毛が長くて女性的なお顔。
 
 
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境内には八曜日の祭壇がありました。これは月曜日、師匠(夫さん)の生まれ曜日です。
お釈迦様にお水を5回かけ、下の虎にも5回お水をかけます。
お水をかけるのは、暑いので涼しく快適になるように。お花と一緒にそなえてある傘のような飾り(オレンジの→)は、家を表わしていて、家が手に入るようにというお願いを叶えてもらえるようにとのことでした。
 
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電飾の後光。頭にパゴダが載っています。キラキラとよりありがたい感じになるとのこと。
こうした仏像以外にもたくさんの仏像や仏画などが奉納されていました。
 
寺院を出たところでエイヤーさんが「面白いものがありますよ」と言う。なにやら籠に雀が・・・
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願いを込めて雀を放すそうです。でも、私は動物全般が苦手で生きた雀をつかむなんてことできません。
師匠も及び腰で、結局エイヤーさんが模範演技で雀を放していました。
 
その後、ダウンタウンのほうへ向かいます。とにかくすごい渋滞。
信号があまりないので車の間を人が渡っていきます。アジアでよく見る光景ですが怖い。
 
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スーレーパゴダ。スーレーは聖髪の意味でお釈迦様の髪がおさめられているそうです。
ロータリーの真ん中にあって、ダウンタウンの中心にあります。ヤンゴンの人はロータリーの中に普通に車をすり抜けて渡っていたけど、ちゃんと歩道橋もあったので日本人は歩道橋を使ったほうがいいと思います。
 
ヤンゴンに戻ってから、俄然記述が減ってきましたが、エイヤーさんの日本語と知識がバガンのヨンちゃんに及ばず、ざっくりとしか説明がされないため。ちょっと残念。
 
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スーレーパゴダのそばにある市庁舎。この辺りはイギリス領時代の洋館が多く残っています。
横浜のキングやクイーンみたい。
 
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独立記念塔。公園には多くの人がいたのですが、皆木の陰に避難中。
日向を歩く酔狂な人は外国人観光客くらいです。
 
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元移民局。今は銀行ですね。
 
 
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公園を抜けてから元最高裁判所の前の道は屋台がたくさん。
ミャンマーの人は外食する習慣がほとんどなく、屋台があるのはヤンゴンではこの辺りだけ。多くの人は朝晩は家で、お昼もお弁当を持っていくそうです。香港などは自炊よりも屋台で食べるほうが多いと聞くけど、アジアと言っても所によりけりですね。日本は世代によって違うのかな?私はあまり外食しないし。
 
屋台で多いのは串に刺したホルモンみたいなもの、あと麺類(モヒンガーかな?)
 
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この日のお昼は飲茶。ミャンマーでの食事はどれも美味しいと思っていたけど、やっぱり慣れた味が一番美味しかったです(笑)日本で食べるのと変わらない安心のお味。
他にも日本人団体客や、日本人ビジネスマンらしい人も。
若い店員さんが妙に多くて、高校生のバイトかな?と思うほど。
 
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カニカマのスープ
 
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チャーハン(ミャンマー風のチャーハンはもっと油ギトギトらしいけど日本人にはちょうど良い)
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ブロッコリーの海老しんじょ乗せ、シュウマイ、大根餅、カニカマシュウマイ、この後春巻も出ました。
 
お腹いっぱい食べた後もまだまだヤンゴンは暑くて、ヤンゴン観光のハイライト「シュエダゴンパゴダ」は観光できません。(境内の大理石が熱くて裸足で歩けないため)
そのため、まずは観光客向けお土産屋さんにさっと寄り(ここでも、押しが弱い店員さんのおかげで一通り歩いただけでお店を出ました)、イオン系列のスーパーで職場へのお土産のお菓子などを買いました。
この日は月曜なので、アウンサン市場は閉まっているためですが、もともと観光客用の市場より地元の人がいくスーパーのほうが面白いので良かったです。
 
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スーパーでタナカクリームを探していたのですが、見つけられず。こちらは、ヤンゴン空港のミャンマーコンビニで1つ1000MMK(約100円)で売っていました。空港の免税店ではタナカ配合の基礎化粧品などがなかなかいい値段で売っていました。
家で試しに塗ってみましたが、日本ではこのタナカを日焼け止めとして外出するのは勇気がいりますね。
 
そんなこんなで4時近く。少し日が傾いてきてやっとシュエダゴンパゴダの観光に向かうことになりましたー。