しゃおれんの旅日記

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山の日なので山行ってきました その2瑞牆山2016.8.12-百名山2座目

日本百名山というものがあり、師匠はすでに4割くらい登っているらしい。
今回、山梨にある百名山のうち2つ登るということで、
この日は「瑞牆山」に登りました。
 
日本百名山とか百名城とか世界遺産とか、
私のコンプリート欲を利用しているとしか思えない・・・
 
韮崎市内に泊まり、朝5時起床、瑞牆山荘まで車で1時間強。
途中コンビニにも寄ったけど、
山ってすぐそばに見えても登山口まで意外とあるものなんですね。
(そんなことすら新鮮に感じるほどの初心者)
今回は瑞牆山荘のすぐ前の駐車場に停めることができました。
 
登山口で記念写真を撮っていると、
山荘からカブスカウトの子供たちが続々出てきます。
 
あのワヤワヤした子供たちと一緒になったら大変!と先に行くことにしました。
瑞牆山頂まで2時間50分とあります。今日もどんな山か知らないで登るワタクシ。
「昨日よりアップダウンが多いよ」と言われるが・・・
7時半登山開始です。この日も涼しくてとても快適。
 
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富士見平には山小屋があり、テント泊する人も多いとか。
そこから富士山も見えるようですが、この日の天気は朝から霧がかかっていて無理そう。
 
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登りだしてすぐは緩やかな登りで高原の散歩道のようなさわやかさ。
(ちゃんとウエアは洗濯したので、二日連続同じ服でも大丈夫です)
 
 
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途中から巨石が現れてくる。もしかして、今日も石が多い道なのか?
 
30分くらいゆるゆる登り、林道を過ぎて里宮神社の参道が見えるあたりから急に坂がきつくなる。
 
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富士見平の手前にはつわぶきに似た黄色の花の群落あり。
スマホの充電器持ってない私は二日目の朝で電源切りました。
次からはカメラ持って登ろう。
(師匠はいいカメラを持っているのにリュックから出すのが面倒なのかあまり写真を撮ってくれない)
 
富士見平小屋までだいたい45分くらい。
そばに水場がありますが、ペットボトルの麦茶を持ってきていたので特に寄らず。
お腹の強さに自信がある私ですが、トイレが近いのであまり水分を取りたくない・・・
 
富士見平小屋の横を過ぎていくと、木々の間からこれから目指す山頂が見えてきます。
水墨画の世界だわー。
 
 
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このあたりの道は小石が多かったり、木の根が出ていたりするけどそれほど激しい高低差も無くサクサク進む。
若者グループには先に行ってもらい、シニアご夫婦を追い抜きつつ。
熊よけの鈴を付けている人が案外多いけど、速い人が鈴を付けているとはるか後方からでも聞こえてくるので追われている気分になりますね。
ほどなくして急な下りに入り、富士見平から30分ほどで天鳥川に出て石の上を通って渡る。
この写真の反対側は滝っぽくなっていたけど、
記念写真を撮るグループが多すぎてせっかちな私は先に行きまーす。
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天鳥川から登山道に戻るとすぐに巨大な桃太郎岩があります。
 
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大きさが分かるようにすぐ横の木の階段にいるのが私です。
桃太郎岩というだけあって、この岩はぱっかーんと大きく割れています。
師匠よ、なぜそれを入れなかったかな?!つっかえ棒がいっぱいあるけど意味ないですよねー。
 
この岩を過ぎてから、沢に沿って急な登りが続きます。
人生初くさり場。
 
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この後も何か所かくさり場があったり、ハシゴがあったりと初体験続き。
石の段差が大きいとよじ登らないといけないので足の短い私は大変。
腕力も特にないし、体が重いからもちあげるのが大変だよー。
 
登りはいいけど、降りるときはおしりつきそうだなーと心配にもなりました。
不安で横の木をつかんじゃったりしたけど、
私の重みで折れたらどうしようと思ったり。
軍手はドロドロになりました。半袖半パンの人を見たけどすごいなー。
 
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巨大な大ヤスリ岩。
 
大ヤスリ岩という巨大な石まで来たらあともう少しと言われる。
この頃にはすでに戻ってくる人とも多くすれ違う。
写真を見ても分かるようにかなりガスってる。
 
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やっと瑞牆山の山頂に。もっと痩せないと、と思う写真だ・・・
 
2230m、昨日の金峰山よりも低いけどこちらのほうが疲れました。
山頂は巨大な岩になっていて、多くの人がいました。
背中側には大ヤスリ岩が見えるハズなんだけど、怖くて山頂の岩の端のほうへは行けず。
ガスっていて、周りの景色が全く見えないのがとても残念。
師匠によると八ヶ岳連峰や北アルプスも見えるそうです。
せめて、大ヤスリ岩の写真だけでも撮って来れば良かった。これだけが少し後悔。
事前にガイドブックを読んでこなかったので、山の見どころを見逃しているようです。
次回からは予習をちゃんとしようっと。
 
山頂まで大ヤスリ岩のところで少し休憩したけど3時間。ほぼコースタイム通りで来れました。
登りはいいけど、下りで岩場で滑らないか不安がいっぱい。
おにぎり食べながらも帰り道のことが不安。
 
10時50分くらいに下り始める。くさり場は登るよりも下るほうが怖い。
滑らないように慎重に足を踏みしめながら降りる。
意外と滑ったり転んだりせず普通に降りられた。
 
大ヤスリ岩を過ぎたあたりで、カブスカウトの子供たちとその保護者グループに会う。
あの子たちも山頂目指してたんだー。
追いつかれないから富士見平でキャンプくらいかと思ってた。
私よりも背が小さい子を見て大変そうと思ったけど、体が軽いから案外大丈夫かも。
 
天鳥川まで戻ったら後は特に難しい道ではないのでどっと気が楽に。
と、ここでトイレに行きたくなる。
男子と違ってその辺で・・・と言うわけにも行かず。
(やぶがあれば挑戦したけど、残念ながら両側が崖)
 
富士見平小屋まで30分弱、師匠に先行してひたすら行く。
一人のおじさんが道を譲ってくれなくて、「すいません」と言ってどいてもらって良かったのか迷う。
「トイレに急いでるんで」と言おうかと思うくらいだったのに・・・(笑)
結局、ショートカットして追い抜いた。
今まで、気配で譲ったり譲られたりしてきて、
その時に挨拶するくらいだったから、お作法がよく分からず。
 
富士見平小屋で100円の有料トイレに間に合いました。ヨカッタヨカッタ。
瑞牆山荘のトイレも100円で水洗だったから良かったんだけど、
富士見平小屋は水洗ではなかったです。目が痛くなる・・・。
これも登山の要素なんですよね。
 
トイレを出て少し休んでいると師匠ものんびり来て、富士見平小屋で師匠はバッチを購入。
ここまでくれば後は気楽に降りられる。転ばず、けがもしないで良かったー。
約5時間。すごい達成感でした。
 
車で約20分ほど降りたところにある「増冨の湯」の割引券をもらったので寄る。
ラジウム温泉という茶色のぬるいお湯。
師匠は男湯は源泉の37度が混んでいて入れなかったとやや不満気で、
30度と25度というぬるい源泉に浸かっていたらしい。
私は42度の透明なゲルマニウム鉱石入りのお風呂とぬるい源泉と交互に入る。
温まり過ぎずほどよくくつろぐ。
下山後は温泉が無いとね。
 
本当はぶどう狩りとか、せめて直売の桃かぶどうを買おうと思っていたのに、
温泉の後で、須玉のICが近いと分かって直行してしまいました。
途中多少の渋滞はあったけど、千葉まで3時間で帰ってこれてラッキー。
交通情報であと30分くらい出発が遅かったら小仏トンネルあたりで渋滞にドはまりしていたようです。
 
初心者ながら意外と私の体力があり(むしろ師匠よりも元気だった)、
技術が要らない山ならもう少し距離が長くても大丈夫そうということで、
次回の登山も計画中らしいです。
この夏はあと何回登れるか分からないけど次はお天気が良くて眺望がいいといいなあ。