しゃおれんの旅日記

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塞翁が馬的旅行@ボストン&NY その4 独立記念日の花火

今回の旅行は、ちょうどNYで独立記念日を迎えました。
 
NY通の友人からも、独立記念日の花火はぜひ見るべき!と言われていたので、
NYに着いたその日の夜にイーストリバーへ出かけていきました。
 
ラマダンが終わるまでにテロがある」という噂も聞いていたので、多少なりとも緊張して出かけました。
 
34Stをずっと東に向かって歩いていると、もうすぐ高速というところで手荷物検査。
ここで、大勢の人が足止めされて大混雑。
 
騎馬警官もいました。
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でも、今思うとここでこんなに馬に乗って待機しているくらいなら、誘導とか手荷物検査手伝えば良かったのに・・・
 
高速の上に陣取ったのが午後8時くらい。だいたい9時くらいから始まるそうですが、
8時20分くらいから猛烈な雨。
持っていたパーカーなどかぶってみるけど、どうにもならないほどの雨になりました。
夕方から不穏な雲が出ているとは思ったけど傘を持ってなかったのです。
 
ラソン大会なら多少の雨は決行だけど、これじゃどうなのか?と師匠と泣く泣くホテルに帰ることに。
花火があがったとしても風邪をひいちゃ、今後の予定に差し障るし・・・と。
まあ、テレビで見ればいいよねと慰めつつ。
 
帰る人とこれから来る人の流れが入り乱れてこれまた大混雑。
 
しかも、歩いているうちに雨が小降りになり、ホテルに戻るころには止んでしまうし。
 
今回の旅行は、あちこち運が悪いというか、ちょっとずつめぐりあわせが悪い。
 
でも、
30分弱歩いてホテルにもどって窓を見ると、なんと!
エンパイアステートビル越しに小さく花火が見えました。
 
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エンパイアステートビル星条旗の色になってます。
 
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アメリカの花火は特に形に変化はないみたい。ひたすら大輪の花火が上がります。
あわせて、テレビでも観賞。
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テレビ画面で見るとこんな感じ。
歌謡ショーも聞けてテレビ観賞も悪くないです。(負け惜しみ)
 
 
私たちのホテルは7番街と32Stのぶつかるあたりにある「ホテルペンシルベニア
安いから仕方ないのですが、部屋のあちこちの塗装が剥げていたり、
冷蔵庫などの備品がなかったりとまるで
「NYに来たヒロインが『絶対夢をかなえてやる!』と誓うスタートの場所」みたいな部屋でしたが、
エンパイアステートビル側の18階だったので、夜景がよく見えてなかなか良かったです。
 
 
一方、
ボストンには独立記念日の前日までいたのですが、
ボストンフィルのPOP部門が前夜に公開リハーサルをするそうで、
会場となるメモリアル・ハッチ・シェルのある公園はその公開リハーサルを聞きにきた市民でいっぱいでした。
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交通規制もボストンはNYに比べるとのどか。
 
 
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これは、ボストンに着いた日に撮った会場となるハッチ・シェル。
この公園が雰囲気が良くてランニングしてても気持ちよかった。
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夜8時半くらいでも夕方。空がとてもきれいで、市民は公園にシートを敷いて何かを食べたり寝そべったりしていました。
9時に演奏が始まったのですが、最初にアメリカ国歌が流れて、みながいっせいに立ち上がったので私も敬意を表して立ち上がる。こういうのはいいですね。
 
 
 
今回の旅行は、ちょっとしたハプニングというか何か起きて、
疲れることが多かったです。
年をとったので、何かが起きたときに「ネタとして面白い」と思える余裕が無くなってきたのかも。
アメリカは物価と税金が高くて、チップまでとる割にサービスや運営がそれほど良くない感じもするし。
日本と比べちゃだめなのは分かってるんですよ。
でも、今回日本ってやっぱりいいかも、と思うことが多かったです。
中国以外のアジアは、サービス精神が多く活気があって楽しいと思うし、中国も違いすぎて逆に面白い。
まあ、中国の場合は「安かろう悪かろう」がはっきりしているからそれほど頭にこない。
お金を出せばそれなりのサービスも受けられるし。
 
そういった違いを体験できるから、旅行が好きなのかもしれません。
本や映像で見るだけでなく、体験したい。
 
今回の旅行中に、アメリカで警官が黒人青年を射殺するという痛ましい事件が起きて、
それが全米に波及しました。
フランスでも、革命記念日の花火の列にトラックが突っ込む事件が起き、
多くの犠牲者が出ました。
ご冥福をお祈りいたします。
これ以上こうした事件が起きないことを強く祈ります。
 
こうしたニュースを見るたびに、
「テロ」とか「テロとの対決」とか「報復」とか「人種・宗教間の対立」とか
個人では対策が思いつかなくて無力さを感じます。
 
私と師匠は、師匠が定年退職して時間ができたら「なるべく多くの世界遺産を見たい」という私の野望につきあってもらって世界旅行をするつもりなので、世界中の国々が平和で安全であってほしいと強く願うのですが。