しゃおれんの旅日記

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塞翁が馬的旅行@ボストン&NY その1 最悪の初日

昨日帰国しました。
今回のNY・ボストン旅行は色々あって本当に疲れました。
人生の経験値向上したなー。
 
まず初日の体験から。
 
成田空港からNYまで13時間のフライトで十分くたびれたのに、
ESTAでの入国審査と税関の長い列、
4時に着いて、7時半ごろのDL496便でボストンへ発つ予定。
 
どうやらこの頃ものすごい雷雨がアメリカを襲った様子。
電光掲示板でフライトの案内を見ても「delayed」の文字ばかり。
もしくは、「GATE CHANGE」なかには「CANSELLED」まで。
私たちのフライトもゲートがC68からB28に変更。
その時点でフライト予定が12:51って、すでに5時間遅れ。
 
 
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食事のサービスも毛布も何も無く、私たちは空港でアメリカ最初の食事を。
 
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アメリカのチェーン店「SHAKE SHACK」 SHACKバーガーは美味しかったけど、チキンバーガーは普通。
ここから、ハンバーガー食べ比べしようという試みが始まる。
 
B28で散々待ったあとで、またもゲートチェンジ。
C68→B28→B33→B25→C61とあちこちたらいまわしに。
B25で「あと30分後に搭乗開始予定」というアナウンスがあったので、今度こそ乗れるかと思いきや、
30分後には搭乗予定がしれっと30分後に表示が変わっている。
アナウンスも無く、しれーっと表示が変わるからコワイ。これが何度も。
すでに夜中の2時。
10時間も空港にいるのに、ボストンに着ける見込みがまだない。
だんだん泣きたくなってくる・・・
 
やっと毛布と軽食のサービスがあった。軽食はどうも売店がしまったのでその余りみたい。
さっきまで売場にあった10ドルのサンドイッチだしー。
これも先着順で全員分はなかったことに不満がでないのも不思議。
こんなこと日常茶飯事なのかな?
 
2時半に搭乗予定と出ていたのに、C61へゲートチェンジの表示が出る。
アナウンスは無い。多くの乗客が寝ほうけている。
 
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でも、数人が移動を始めたので私たちもC61へ移動。
BからCターミナルへ移動するときってバスに乗るのでこれだけの人が移動するのは時間がかかるのにどうして職員が起こさないだろうと思いながら。
 
Cターミナルはすいていたけど、ゲートにはボストンの文字はあるし、職員もここで待てというので待っていると、いつのまにかゲートの職員がいなくなる。
不審に思い、電光掲示板を見ると「DL496便 C61」が消えている。
え?いつのまにフライトキャンセルになったの?
「NEED HELP?」という顧客サービスカウンターに乗客が並んでいるので聞いてみると
「再予約するように」と。
 
この再予約の列が異様に時間がかかる。
端末を見てどこかに電話をかけて、一人に20分以上かけて何をしているの?
日本だったらもっと迅速丁寧じゃない?
 
結局朝5時に「このカウンターは閉まるから、KIOSK ASSISTANTへ行け」と言われまた列に並びなおす。
 
待っている間、眠いし、「ボストンでやりたいこと」リストが頭をよぎって悲しくなるばかり。
 
やっと自分たちの番になり、職員に言われたのは「最短で明日の朝の便しか無い」
「もう一つの提案は、自分で行く。しかし、その予約はここではできない。ただし、その費用は代理店を通してデルタ航空へ請求してくれ」と。
というわけで、ボストンへアムトラックという鉄道で行くことにしました。
 
まず、旅行会社に連絡。
事情を説明し、これから自力でボストンへ行くことを伝える。
 
折り返し、旅行会社から了承の電話が来たのだけど、
驚いたのは、荷物はボストンに届いていると言われたこと。
送迎の人が空港で私たちの荷物を確認してくれていたそう。
(しかし、自分で取りにいかないといけないらしい)
送迎の方もボストンで待っていてくれたのねー、じんわり感動。さすが日本の旅行代理店!
 
私たちは素直にC61へ移動してしまったけど、B25で寝ていればそのまま飛行機に乗れたみたい。
DL496便が飛んだことを教えてくれたのは、日本の旅行会社でJFK空港のデルタの職員は一言も言わない。
なんでかなー。
 
唯一の救いは、荷物をコンテナから出して用意するのに4時間くらいかかると言われたけど、ボストンに着いているなら、すぐに移動を開始できたということかな。
 
こうして、エアトレインで空港を後にし、ジャマイカステーションからNY市内のペンステーションまで行って、
そこからボストンのサウスステーションまでアムトラック(片道一人122ドル)で無事にボストンに着きました。
朝8時にNYの駅に行ったけど、午後1時のアムトラックのチケットしか取れなかった。残念。
 
さらに嬉しいことは、
日本の旅行会社が当初送迎は追加料金になるといったのに、
ボストンの駅に迎えに来てくれて、空港までの荷物引き取りとホテルまでの送迎を付けてくれたのが嬉しい。
自分でも行けるけど、やっぱり助かる。
阪急交通社さん、ありがとうございます!
日本の本社とNYとボストンの支社の方で連絡を取り合ってくださったらしく、
お迎えの車で「本当にお疲れ様でした」と言われた時は、ありがたかったです。
おまけに「これどうぞ」と蒸気のアイマスクまでくださって。
弱ったときほど人の親切が嬉しい。
 
当初、7/1の夜10時ごろにはボストンのホテルに着けるはずが、2日の午後6時ごろになってしまった。
今まで、ニュースなどで空港に足止めされていた映像などを見て大変そうと思っていたが、自分もその目に遭うとは・・・。
 
 
だけど、納得いかないのは悪天候による遅延よりも、
ゲートチェンジの案内に従った私たちが乗れなかったということ。
職員たちの対応に腹立つーーー。
 
今回良かったのは師匠(だんな)の働き。
ほぼ英語が分からない私に代わって、カウンターでの面倒な交渉事をやってくれて、
しかも、こんな目に遭いながら怒らずに普通にいてくれたこと。
私はテンパって泣きそうになっていたのに、普通でいてくれたのでありがたく思って
「師匠と来てよかったーーー」と言うと「そこまで感謝してくれたのは初めてだよね」と言われたが。
え?普段から感謝していますけど?
 
「昔、成田離婚とかいう言葉があったけど、分かる気がする。
俺が英語が少し分かったから良かったけど、二人とも分からなくてこんなになったら普段はしないケンカもしそうだから」と。
実は師匠も内心すごく頭に来ていたらしいが、私がテンパっていたので我慢していたらしい。
 
最悪の初日でしたが、こうして書いてみるといいこともあったかなと。