「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産登録されましたー。
おめでとうございます。
世界遺産マニアの私としては、また行かなくては行けない場所が増えました(笑)
が、ちょっと最近世界遺産に疑問が生じつつあります。
あくまでも、ワタクシ個人的な見解です。
まず、今回は世界遺産という次世代に残すべき遺産の学術的選定に、
日韓の政治論争が絡んでしまって残念です。
大統領の任期が終われば案外関係改善したりして。
今回の認定が、時代も幕末に始まり現在も稼働中のものも含むほどだし、
地域も九州だけでなく東北の釜石までという広範囲のものであることに違和感。
シリアルノミネーションというのだそうですが、
一つでは登録するほどのものでないけど、寄せ集めたら価値が高まるようなイメージ?
師匠と話していて、世界遺産に認められるのはいいことだけど、
強制徴用の事実があるとしたら
その7施設について登録の対象からはずす、という選択はなかったのか?と。
逆の立場で考えたら、日本人が強制労働させられた施設が産業遺産として認定されたらやっぱり嫌だし。
(そんな施設や動きがあるかどうかは勉強不足で分からないので例えが不適切かもしれませんが)
世界遺産として登録されなくても、近代日本の発展に貢献した事実に変わらないのでは。
登録の条件に当てはまらないというのもしっくり来ない。
だからって、価値がないかというとそんなこと無いはず。
(といいつつまだ伊勢神宮にお参りしていないのだけど)
世界遺産に登録されたら観光客が増えて経済効果もあるのかもしれないけれど、
保護に巨額の費用がかかる施設もあるようだし、
なんでもかんでも世界遺産登録を目指すのはいかがなものなのー?
だけど、旅行に世界遺産が含まれていたらやっぱり数えてしまうのが小市民なのですよね。