しゃおれんの旅日記

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おじいちゃんと沖縄旅行

先日、父と娘3人、その孫たち3人の総勢6人で沖縄に行ってきました。

実は私は初沖縄。
沖縄の世界遺産を色々見たいのだけど、父のお供係という任務が最優先。
しかし、父は「プールは疲れる」というし、
「市場見たって買うモノ無い」など特に興味がない感じ。
なんで沖縄にしたのー?!

ホテルは宜野湾にある「ラグーナガーデンホテル」
室内プールがある海のそばのリゾートホテル。
那覇から遠いためかファミリー層が中心で、女子旅っぽい人たちはいない。

初日の夜に、カラオケ採点バトル。
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その日は77点を出すとグループ全員にキーホルダーがもらえるということだったので挑戦。
姪っ子二人がアナ雪を歌い散らすも50点にも届かず、
「子供はキンキン声で音程取れてないから大人が歌ってみるかー」と末の妹が歌ってみたら63点、
姉たちも参戦するも私が76点、次の妹が78点。
父も61点が最高点でした。ここまで酷いかー?!
何曲か歌ってみてもなかなか77点ぴったりって難しいものですねー、っていうより
誰も80点を越えない音痴ファミリー。これだから家族カラオケって気楽で好きかも。


2日目はバスツアー。
首里城、旧海軍司令部壕、ひめゆりの塔平和記念公園、おきなわワールド(民俗村みたいなテーマパーク)。
首里城は遺構が世界遺産となっている(建物は沖縄戦で焼失したので復元)。


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石垣は、布積と亀甲乱積という工法が採用されている。
首里城は戦いに備えた城ではないので、堀もなく、狭間もない。
平和の城だったのですねー。

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こちらは「園比屋武御獄石門」国王が出御のさい、道中の安泰を祈願したという石門で世界遺産

正殿の玉座も豪華で素敵でした。
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他にも「玉陵」という王の墓室も世界遺産で近所にあるのですが、バスツアーでは行かず。
フリータイムに父を誘ったら「王の墓に行ってどうする」とバッサリ。

そんな父がものすごーく食いついたのが「旧海軍司令部壕」と
ひめゆりの塔と資料館」「平和記念公園」などの戦跡。
慰霊の塔や壕で写真を撮るのは憚られたので写真はありませんが、
父と二人で資料館の写真や壕を時間いっぱい見学してあれこれ話しました。
父は昭和18年生まれなので戦争中の記憶は無いはずなのですが、
映画やドキュメンタリー番組などで見てきたかのように語っていました。
兵隊さんたちが食料も武器も尽きて、負傷しても手当もされずここにいたと思うと胸が痛みます。

司令官が自決した後も、最後の一兵まで戦えと言われて降伏しなかったとか、
虜囚の辱めを受けずと自決するとか、資料を読んでいて泣きそう。
父も「死んじゃおしまいなんだから」「戦国武将みたいに自分だけ死ぬから部下は助けてって言わなきゃ」とか
「こんな若い子が本当は怖いだろうに」とか。

バスガイドさんの説明聞いて乗客たちもみな涙する。
子供たちも今度中学生になる甥っ子は割とちゃんと見学していたんじゃないかな。

きれいな海と空を見に沖縄に行くのもいいけれど、こういう体験は絶対必要!

父は、記憶の中の「崖のそばの県人会の碑がたくさんある平和公園みたいなところ」が
どこかが気になるらしく、平和記念公園の平和の礎を見ても「ここじゃない」というし、
海軍司令部壕も違ったらしい。
別に違うなら違うでいいのに今回見学したところに集中すればいいのにモヤモヤしていた。
年をとるとそうなるのかな?


最終日は子供たちと妹たちは海に行くと言うので、
父と私は沖縄県立博物館・美術館へ。
この話はまた別途。


バスツアーの後で、
国際通りにある民謡居酒屋「わらゆい」に行きました。
沖縄料理の数々とライブを楽しめるということで、
お料理もおいしく、
歌も民謡だけでなくリクエストにこたえてポップスも歌ってくれたので楽しかったです。
島唄」とか「涙そうそう」とか。
我が家は音痴ファミリーですが、ノリはいいのでちゃんとららら~♪と歌ったり
「前に来て踊って~」と言われたら前に出ちゃうしで、かなり貢献したと思います。
ライブの後で、スタッフさんから「一緒に写真どうですか」と言われたほど。
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踊る妹たちと姪っこたち(しかし、甥まで後ろでこっそり踊っていたのを伯母は見つけてうれしい。中学生にもなるとノリが悪くてつまらなそうなフリばっかりだったから)

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初めてでおいしかったもの、その1 テビチのチジミ

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その2 麩のチャンプルー。奥にあるのは海ぶどう(おいしかったからお土産に買った)
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その3 手前にあるのはミミガーのあえ物。右奥の豆腐ようはちょっとダメだった。左奥のラフテーも美味。

季節的に海で泳ぐこともできなかったし、観光らしい観光は2日目のバスツアーだけだったけど、
初めての沖縄は楽しかったです。
美ら海水族館も城(沖縄の世界遺産の城はいくつかあれど、どの石垣もとてもカッコイイ!)も却下されたので
やや不完全燃焼な感はあるけど、またいつか来た時に。

私はほとんど父と一緒だったので「父に楽しかった?」と聞くと
「旅行なんてこんなもんだろう」とよくわからない答え。
その一方で、父は孫たちに「なにが一番楽しかったか?」などと聞いてましたが。
(姪っ子たちはその点、うまーく答える。「全部ー、おじいちゃんありがとー」とか
「おじいちゃんと一緒で楽しかったー」とか。
自分たちだけでプールに行ったりしておじいちゃんと一緒じゃなかったじゃん、とかはさておき。
女の子ほど空気読めない、口下手男子の甥っ子はその点不利。)

父に、私たち(夫婦)と父の3人で旅行するのはどう?と誘ったら、
「ヤダ」ときっぱり言われてしまった。
大人だけで優雅に旅行しようと私たちで招待するといっても断られるって・・・
孫がいないとね。いや、婿がいない、娘たちと孫だけのほうが気楽だからと思いたい。

娘たちよりも父のほうが圧倒的に経済的に強者なので
「ありがとうございまーす」といわれるほうが父もうれしそうなのだけど・・・
いつまでも頼られたい父に、甘えてあげるのも親孝行なのかなー。ちゃっかりしすぎ?
またこうして旅行できるように父には元気でいてほしいと願う今日この頃。