しゃおれんの旅日記

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衝撃のインド旅行 その3

いよいよ今回の旅行のもう一つの目玉カジュラホに着きました。
 
ベナレスから国内線で50分くらい。カジュラホ村に到着。
ここは、遺跡しかないのどかな観光地で、ホテルも空港からすぐでした。
 
このカジュラホの何が有名かっていうと、
気取っていうなら官能的な彫刻で有名な寺院、
ざっくばらんに言うなら、男女のからみあってる彫刻で有名とでもいいましょうか・・・
ヒンドゥー教は、子孫繁栄が大事なので、男女の営みも重要。
お寺のご本尊が男性と女性のシンボル、なんてことも多いです。
 
 
リアル友人さんなら、「え?しゃおれんがそんな所に興味があるの?」と驚くかもしれませんが、
寺院の全景がトウモロコシみたいなヒンドゥー教独特の様式で好みなのです。
彫刻もまあちょっと「ヨガ?」みたいな感じがしないでもないけどとーっても細やか。
 
ハイ、前置きはこれくらいにして写真をアップしまーす。
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ラクシュマナ寺院。10世紀半ばに建立。ヴィシュヌ神を祀る。四隅に祠堂があります。
左手奥はマタンゲーシュワラ寺院。旗の立っている寺院は今も礼拝に使われる現役の寺院。
本尊はリンガ(男性のシンボル。シヴァ神を表すとか)で、私たちが遺跡の中を見学している間も多くの信者たちが参拝していました。
 
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象の頭のガネーシャ
 
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壁にたくさんの男女が彫られています。神様だけでなく、人間たちの日常生活なんかも。それ以外にも幾何学模様や植物のレリーフの文様などがとってもきれい。
 
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これは、戦争に行く兵士たちの行進。
 
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こちらを拡大すると・・・
 
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絡まってますねぇ。だけど、なんか明るい空の下だと全くイヤラシク感じない。というか、
巨大な寺院の装飾だとこれでドキドキするほうが難しい?
 
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赤色砂岩で作られた寺院の基壇のところと中間部分にはさっきの写真のような細かい彫刻がありますが、
上のほうは模様だけ。
それらを修復しているので、その色の差が一層きれいな感じに見えます。
 
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寺院の内部にもナイスバディな女神さまの像。インドの彫刻ってみな腰をきゅっとひねっていて胸がまんまる。
これが理想なのかしらん。
 
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遺跡は、公園のように整備されていて静かだし掃除もされていてきれい。緑の芝に癒されます。
カンダーリヤ・マハーデーバ寺院に向かって歩いてます。
 
カジュラホでは、この西群の寺院群を見学した後、東群の寺院(ジャイナ教寺院含む)を見学。
ガイドさんの知り合いの土産物屋さんに行きお買い物。
師匠は、ガネーシャの彫刻を買おうとしていたけど、値段を聞いてヒンドゥー教徒でもないのにそんなの要らないんじゃない?と止める。自分のお小遣いで買うなら止めまい、と思ってたのにまた差し出がましいことをしてしまった・・・だけど、絶対いつかは要らなくなりそうなんだもん。
OLさんたちは宝石(インドは宝石が有名らしい)のジュエリーを買っていた。
カジュラホは人件費が安いので、同じものでもデリーやアグラで買うより安いそうですよ。ご参考までに。
 
さて、カジュラホで一泊して次はいよいよアグラへ移動。
カジュラホ→アグラ間は列車移動。といえども、ジャンシーという駅からアグラまでが特急で2時間半。
カジュラホからジャンシーまでは悪路をマイクロバスで4時間半かけて移動です。
この時、バスにはカーテンが付いていたのですが、
後にアグラからデリーまで乗っていたマイクロバスにはカーテンが無かったです。
ガイドさんが言うには、昨年デリーで起きた女性に対する暴行事件によりバスにはカーテンをつけることができなくなったと。
 
途中オルチャ遺跡に寄りました。ここは世界遺産ではないです。
ムガル帝国に滅ぼされたバンデラ王国の都。
滅ぼされた後、4代目の王ジャハンギール王が建てた宮殿(ジャハンギール・マハル)を見学しました。
 
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中庭の様子。
 
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門の両側には象がお出迎え。細かい彫刻は融和を願って、イスラム様式(ムガル帝国)とヒンドゥー様式・ジャイナ様式をそれぞれ取り入れているそうです。
 
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塔から町を見下ろすと、いい具合に緑と乾燥した大地とくすんだ街並み。
師匠と「なんかスペインってこんな感じじゃなかった?」と言う。アンダルシアも乾燥していて、イスラム様式が混ざった装飾だからなんとなく似ているように思ったのかも。誰かこれに共感してくれないかな~。
 
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宮殿の飾り窓。これなんかアルハンブラみたいじゃない?
 
 
もう一つ、彩色された壁画がきれいに残ってるラージマハルという宮殿にも行きました。
 
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この写真は師匠のご自慢のカメラで撮ったもの。部屋の中は光が当たらないので、
そして当然フラッシュ厳禁なので私のカメラではこうは撮れない。肉眼で見るよりきれいに見れました。
 
この後、ジャンシーの駅で特急に乗ったのですが、
その特急を待つ間に芸をする子供の集団がやってきて辛かったです。
「シャタブディ特急」は、2列と3列の座席。日本の新幹線より幅が広いかも。
荷物を棚の上に載せないといけなくて(通路には置けないし、席から遠いところだと盗難が心配)、
私のトランクは小さかったから問題なかったけど、OLさんたちの荷物が重いし大きいしで、
落ちてきたら死ぬな~とびくびくでした。
思ったよりは揺れないので落ちる心配もなかったのですが・・・
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列車内で出た軽食。手前左はティーパック。後でカップにお湯を入れて配ってくれます。
手前右はサモサ(スパイシーなジャガイモの煮たものがパイ生地のようなものにくるまれている)。
奥左は名前は知らないけど甘くておいしかったお菓子。細かい落雁みたいな感じ。奥右は豆。
他にトマトスープ(やっぱりちょっとスパイシー)が出ました。
すでに夜の7時を過ぎていたからこんなものを食べてしまったけど後で後悔しました。
アグラの宿泊先は「ラディソンブルホテルアグラ」
今回の旅行で一番いい宿でした。
当然食事も種類も多いし美味しかったです。
夜の10時近いというのに、つい目がほしがってお夜食食べちゃいました、ワタクシ。
(師匠はこの頃、微妙にお腹の調子が悪くなり始めていました。
なので、せっかくの素敵なホテルの夜食も朝食も食べられず、お部屋でカップスープなどを飲んでる程度。
カーワイソー)
 
お次はいよいよタージマハルです。
 
続く