しゃおれんの旅日記

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古希父とアラフォー娘のイタリア旅行(後篇)

連日イタリアは35度近くの高温で嫌になるほど良い天気。
ツアーの中では体調を崩す人がいなかったけど、父が倒れてはと気を遣う。
それでもツアーは進んでいきます。
 
 
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ナポリからフィレンツェユーロスターイタリアで移動。これだとバスだと6時間程度かかる移動時間が半分の3時間弱になる。駅で現地ガイドの方と合流して徒歩観光。
 
フィレンツエの旧市街は車の乗り入れ禁止のため。
それにしても暑いし、人が多すぎる~!!
迷子になっては大変とみなガイドさんの後をおとなしくついていく。
 
まず見えてきたのがドウォモと鐘楼、洗礼堂。
これまた私は大好きな街に来れたことでテンションアーップなんだけど、父の反応は薄い。
(写真タイムの時に警官と一緒に写真撮りたいと言い出して、
一緒に撮ってもらった時がこの日一番の笑顔)
 
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ウフィッツィ美術館はもうこの10年くらい団体は予約しないと入れないし、セキュリティチェックが厳しくてペットボトルの持ち込みも禁止になっていた。私が最後にウフィッツイ来たのってもう15年前くらい?
 
前は好きな絵と一緒に写真も撮れたのに今は写真撮影も一切禁止でした。
それでも、ジョットの聖母子に始まり、リッピの聖母子、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「春」、ミケランジェロの聖家族、ダ・ヴィンチの受胎告知、ラファエロのひわの聖母など有名どころをおさえつつの見学できたからまあ良いかな。
本当はもっとじっくりみたいけど、それはいつか個人で来てじっくり見ましょう。
 
父もけっこう真剣にガイドさんの話を聞きながら絵を眺めていたけれど、
一番うけていたのは、ウフッツィ美術館のトイレの中に7つあるのに3つしか使えないところがあって、それはどうも掃除が面倒だかららしいという話でした。
私たちは観光の時にガイドさんの話をイヤホンで聴いているのだけど、移動しながらその話を聞いていて「そうだ、それなら面倒がない」と笑いながら突然反応したので正直変なおじさんでした。
 
ウフッツイの後は、ピッティ宮に行くのでもなく、フラ・アンジェリコを見るでもなく、革製品のお店に行ったのでした。
当然ここでも時間が余る私たち。
お店を抜け出し、S・クローチェ教会の前が何かの特設会場みたいになっていたので、父は気になっていたらしく、勝手に入り込み「サッカー場だ♪」などと言うのでそこでもまた記念撮影。興味関心のポイントがよく分からず。
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フィレンツェからバスで1時間半ほどのピサ。前はフィレンツェから電車で行ったけど、
今回はツアーなのでさぞ近くまで行けるのかと思いきや。団体バスの駐車場から斜塔などがある「奇跡の広場」まではだいたい10分くらい歩くのでした。団体バス駐車場もかなりでかい。ここが満車になるって・・・イタリアの観光資源はすごいねぇ。
 
 
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しかし、いざその斜塔を見てしまうとやっぱり笑える。
3層まで作ったところで地盤沈下が始まって、いったん中断したのにやはり最後まで作ってしまったというイタリア人の感覚はすごい。(おまけに最上階だけは微妙にまっすぐに作ってるし)
地盤強化の工事が終わったとかで今なら上れるのだけど、ツアーなので上る時間は当然無し。
父が斜塔を支える写真などを満足するまで撮ってあげる。
なんだかこの斜塔は気に入ったようです。
ここを訪れる観光客で塔を支えるポーズをしない人っているのかと思うほどみなが同じポーズ。一瞬体操会場に来たかと思う。
元々このあたりは地盤が弱いので、斜塔も大聖堂も煉瓦で内側を作り大理石は表面だけだそうです。
トントンしてたけど、大工にそれが分かるの?!
 
ヴェネチアではゴンドラに乗って
ヴェネチアはほんとーーっに人が多くて、飲み物もジェラートも高くてビックリ。
個人だとゴンドラはぼられそうで怖くて今まで乗ったことがなかったので、乗れてよかった。
ヴェネチアのコンドリエーレは仲間同士でしゃべってたり、スマホいじってたり、歌のサービスもないし、でツアー客をなめてる。青の洞窟の船頭さんのほうが歌ったり日本語をしゃべったりして熱心だった。
 
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☆ミラノで「最後の晩餐」を見る
S・M・デル・グラツィエ教会の元食堂の壁に描かれた「最後の晩餐」の絵は画家の絵としては珍しく世界遺産になっている。ふつう動産としての絵は世界遺産にならないのだけど、壁画のためここは世界遺産に認定されている。
 
前は長蛇の列に並んで(午後に行けばそれほどの列でもない)見られたのに、今では完全予約制で時間に遅れたら絶対に見せてくれないらしい。今回のツアーは32人という大所帯なので、なんと3回に分けての鑑賞となった。私と父は一番早い時間の2時。
 
入場前にガイドさんの説明を聞いて、
控え室から廊下へところてんのように押し出されていよいよ中へ。
父はなぜか一番に入場し、そのまま絵の近くまで行って神妙な顔で見てる。
あまり近くで見ると分かりづらい気がするので、私はやや離れて見る方が好き。
途中父が「あれがユダか?」とか聞いてくるのにヒソヒソ声で答えつつ15分の鑑賞時間終了。
父に「どうだった」と聞くと「こんなもんだろう」とのこと。まあそうだよね。
私はダヴィンチの絵はそれほど好きではないので否定はしない。
(好きなのは唯一エルミタージュにある「ブノワの聖母子」だけ)
 
その後、ガイドさんの説明を聞きながらスカラ座、エマヌエレ2世のガレリアを通ってドゥオモへ。その後短いフリー観光。
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父はこのゴシックの尖塔だらけの大聖堂が一番気に入ったみたい。中の太い柱は例のトントン病でさわりまくってた。父にステンドグラスの説明をしながら見学して、さあ集合場所へゆるゆる戻るかと思っていたら、いきなり父が「トイレに行きたい」と言い出す。なに~?!あわててドゥオモに隣接するデパートのラ・リナシェンテに行きトイレをすます。と、見ると集合時間まであと10分しかない!
 
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集合時間に遅れる、または一番最後になるのがイヤな性分の私は、古希の父を走らせました。
と、言ってもガレリアまで来たらもう大丈夫と思ったので早歩きにしたけど。
せっかちなのは親譲りなので、父も「多少遅れたって平気だよ~」などとは言わず懸命についてきました(笑)本当はここでも写真たくさん撮ってあげたかったんだけど仕方ない。
同じツアーの中には若干遅れて添乗員さんと後から合流した方もいましたが・・・
 
 
父に「イタリアどうだった?」と聞くと、「それなりに良かった」とのこと。
なんて微妙な。
他の人が「また来たいねぇ」なんて言ってるのを聞いたけど、父はそんな感じではなかった。
今回のツアー、私は食事がおいしかったと思うのだけど、連日パスタで父はだんだんイヤになったらしい。(後半はメインだけ食べてパスタには手をつけなかったほど。このミラノ風カツとクリームソースのパスタはおいしかったのに、カツを食べただけだった。)
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「アジアのほうが食事がいいな」という父。
ホテルで日本語の番組が見られたのは、ナポリのホリデイインだけで、あとはCCTV(中国のテレビ番組。字幕が常に出るので漢字でなんとなくわかる)を見るしかなかったので、父としては不満だったようです。アジアのホテルならけっこうBSNHK入ったりするのにねぇ。
あ、珍しく今回は毎日バスタブありの部屋だったのでそれは良かったです。
「もうヨーロッパは来たくない?」と聞くと「トルコに行ってみたい」とか言う。
えぇ?今、イスタンブールは大変なことになってるんですけど?ていうかトルコはヨーロッパではないけど?
 
元気なうちでまたご要望があればおつきあいしようと思います。
 
 
★年寄りとの旅行で持っていって良かったもの。
なんと行っても湯沸かしポット。
緑茶、梅こぶ茶など(イタリアのホテルにはお茶やコーヒーのサービスはなかった。今回はどこも4☆以上だったのに)
 
★持っていかなかったので困ったもの
お風呂用の体を洗う手ぬぐい(手で洗えばと言ったら、手が回らないからイヤだ、という。日本の温泉旅館と違って手ぬぐいなんて無いって、荷物を作ってくれた妹は気付いてくれなかったのかな)
歯磨き、スリッパ、パジャマは散々言ったから持ってきたけど。
 
★要らなかったもの
ガイドブック(ツアーではガイドさんが説明してくれるし、それ以上のことは特に興味がないらしい。)
おせんべいなどのお菓子類(多少は食べたけど、年とってるからかおなかがすかないらしくそれほど要らなかった。私は途中醤油味が恋しくなるのに)
 
今回の旅行で、父が年をとったことを実感した。
昔ほど怖くなくなったというか、色々なことに構わなくなったこととか。
今なら倒せるな、とか思ったりして(別に倒さないけど )。
もっと年を取ったら、また違った感情が出るんだろうけれど、
今はまだいい関係でいられそうなので。