しゃおれんの旅日記

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古希父とアラフォー娘のイタリア旅行(前篇)

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フィレンツェにあった、現代芸術家とコラボした進入禁止の標識。
大工さんの父と「足場板持って来いの標識」と言って内輪ウケ。
ここだけじゃなく、他にはハンギングのようなものとか色々あるようです。
 
 
父に旅行先の相談をしたときに、アジアは行ったことがあるからヨーロッパにしたいと言うので、
それならとイタリアにしたのは理由あり。
父の世代は歴史スペクタル映画がはやっていたので結構ローマについて知っていたので。
「ベンハー」「スパルタカス」「十戒」「クレオパトラ」歴史ものではないけど「ローマの休日
話していたら、リンカーンが最後劇場で暗殺されたことも(機内で「リンカーン」の映画を見た)、
ナポレオンの兄弟がヨーロッパ各国の王になっていたことも知っていた。私がかつて教えていた女子高生より雑学あるかも・・・
 
イタリアには何度も行っていて(ローマだけなら10回は行ってる)私ですが、
さすがに父を連れていくとなると歩き回れないので今回はツアーに参加したのですが、
イタリアツアーってこんなにもすごいものだとは思いませんでした。
訪問都市は、ローマ、バチカンナポリカプリ島(青の洞窟)、ポンペイフィレンツェヴェネチアヴェローナ、ミラノ。
これをたった8日間(日本イタリア間の移動があるから観光は正味5日間)で見るのだからとっても忙しい。
まあ、父は二度は行かないだろうからせっかくならと盛りだくさんツアーにしたせいもあるけど。
 
今回はまだ6月で本格的なバカンスシーズンの前なのに、連日どこもかしこもすごい観光客の数。
イタリアってこんなに混んでいたっけ?
そして、先週から急に暑くなったというイタリアでの観光は、けっこうみな辛かったらしいです。
父は私に気を使ったのか「くたびれた」とは言っても文句や弱音は吐かなかったけど。
連日「スリに気をつけて」と言われ、超有名どころだけ押さえて後は外から眺めるだけで、
カプリ島に行く船、ウフッツイ美術館、
そして「最後の晩餐」これらの予約は絶対に変更できない!と言われ、
朝は早くに起こされて、夜はちょっと郊外のホテルでチェックイン後に街歩きもできないようなところで、買い物は団体用の土産物屋さん。
うーん。ツアーなら面倒な手配もしてくれるのは分かっているけど、けっこうストレスがたまります。
ツアーのみなさまはお買い物を楽しんだりしてるから、これでいいのかなあ。
 
あと、なにより物価が高い気がする。観光地だからか、円が弱くなったからか。
缶コーラでさえ、2から3ユーロもする。ペットボトルの炭酸飲料で一番安くて2ユーロだった。
スーパーに寄る時間がなかったから現地の本当の値段が分からないだけに、
観光地値段にビックリしました。
全部の食事がついていて、食事のときに飲み物だけ頼めばいいからまだいいのかな。
 
父は私が子供の頃は封建的というか暴君というか絶対的な存在でした。面倒なことが嫌いな私はあえて反抗したりもせずいい子だったけど。だけど、年をとった父を見てると(今でも経済的には自営業の父には断然適わないけど)、多少のことは大目に見てあげようというかなんとなく立場がやや逆転した感じ?日頃離れて住んでいるのでちょうど良い距離というのもある。
 
世話がやける点では甥っ子たちとの旅行と同じだけど、子供と違って年寄りは訳わかんない行動をしないぶん楽だったし。
同じツアーの亭主関白な旦那様たちより、父は丸くなってたし。外国で私に逆らってもいいことないと思ったのか?笑
それとも、子供の頃と違って案外ワタクシ、父のこと好きだったんかな?
それにしても、イタリアの平日出発のツアーって、子育て終わった主婦仲間か退職後のご夫婦参加がメインなのねぇ。私から見ても、やはり60代前半と70歳前後となると姿勢や歩き方から違うことが分かる。
見た目でなく、中身が健康でないと好きな旅行ができないから、私も頑張ろうと思う。
 
今回の旅行記はそんなおじいちゃんの観察日記みたいなものです。
 
☆ローマ
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新しい教皇様は大人気。ミサはいつでも超満員のS・ピエトロ寺院。暑くて倒れそうです。
 
 
とにかく「スリ」が多いらしいイタリア。添乗員さんも自分の団体から被害者を出さないために、「スリ」についての注意がこんこんと続きます。いつも後ろポケットに財布を入れる父から財布はとりあげ、ユーロの小銭だけ渡す。「いつも入れているから無いと忘れたと思ってヒヤっとする」と言うので、ハンカチとティッシュで「何かある感」を出す。
 
 
観光最初にバチカン美術館のシスティーナ礼拝堂に行って、壮大な天井画や壁画を父は「へぇ~」と言いながらポカンと口を開けてみているので感心しているのかと思いきや「上を向くと口が開いてしまう」そう。年のせい?それとも天の邪鬼なの?素直じゃない。
システィーナ礼拝堂は今は撮影禁止なので画像無しです)
 
 
礼拝堂の出口付近の壁にカーテンが描かれていたのを「これは絵じゃなくて布だろう」と触っている父をあわてて制止。
実はそこへ至るまでにガイドさんの「彫刻はもともと一つの石から掘るのが原則で、継いであるのは発掘の時に壊れていたものを修復したものなんですよ」の声に「へぇ、これがそうかい」と触ろうとするのをぎりぎり未遂で止めたり。
あまりに廊下の両脇に彫刻がごろごろあるので、父としてはありがたみがなかったのかも(?)
 
元々大工さんの父は昔から気になるとトントンと壁をたたいて材質を確かめる癖があり、
TDLでも「合板だな」とか言うので恥ずかしかったのですが、今回は石だから平気だろうと思っていたけど、
まさか文化材の感覚がなかったとは思わず、そこから厳重注意です。
 
 
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バスで次に向かったのは、S,マリア・コスメディン教会。ここは「ローマの休日」で有名になった「真実の口」があるところ。皆で並んでガイドさんにシャッターを押してもらいます。
「一人で写りたい」という父。せっかく娘との旅行なのに~、ムキー。
こことスペイン階段は「知ってる知ってる」と嬉しそう。
 
 
☆青の洞窟
 
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ここは私も初めてで、とてもきれいで感激。
揺れるボートから撮ったのでボケてるけど色のきれいさは分かります?
父もすごくキレイと言っていたので来て良かった。
この青の洞窟は、波の状態で入れなかったりするらしいし、混雑の具合ですごく待たされたりするらしい(添乗員さんは前に小さなボートに乗るまでに3時間待たされたことがあり何度もお客さんに「もうやめましょうか」と言おうとした、と言っていた)。父は、このボートを仕切っているのがマフィアということが気に入ったらしく「これだけ人が乗るんだからうまいこと考えたな」と。
 
 
今回のツアーは、カプリ島の青の洞窟を見た後、ソレントへ渡り、そこからアマルフィ海岸をドライブ、それから「エメラルドの洞窟」も見ました。こちらもとてもきれいなエメラルド色。
 
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アマルフィ海岸は世界遺産なんだけど、きれいな海と切り立った崖が続くだけに見える。父は「この崖は怖いなあ」とばかり言ってる。「崩れないかな」とか。
 
 
☆添乗員さんから聞いたイタリア観光上の注意
 
観光バスに乗っているときは必ずシートベルト着用が義務。突然警官がバスに乗り込んできて点検するらしいです。前に添乗員さんがマズイ!と思って注意をしようとしたら「マイクを置け」と言われてどんどん点検しだして、シートベルトをしていなかった人は80ユーロの罰金か50~60ユーロの賄賂を支払うことになったとか。(この賄賂っていうのがイタリアっぽい)昼食後の気の緩んだときでも必ず締めてください~とのこと。
 
そう、スリも現行犯で捕まっても賄賂払って放免されたりするらしいし、パスポートとられて警察行っても「なんで取られちゃったかなあ、しっかりしててよ」的な扱いを受けるから余計悲しくなると添乗員さんの話。被害にあったお客さんを全力で慰めると言ってた。
 
バスで聞いてへぇと思ったのが、イタリアは今財政難でどんどん税金があがっているのだけど、国民の不満がとても大きくなりつつあるので、一つの財源でもある観光客から税収をあげようとしているそうです。街に入るバスが取られるチェックポイントと呼ばれる入場税、ホテルでの宿泊税も去年からとか。クルーズ船の入場もかなり上がったとか言ってたっけ。それでもイタリアに来る人は減らないからすごいもんです。(コロッセオは前は1階なら無料で入れたのに今は入場料しっかり取るし)
 
 後篇につづく・・・