しゃおれんの旅日記

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車無し沖縄世界遺産巡り-⑥首里城・玉陵・園比屋武御嶽石門

朝から遠出して、勝連城・中城城を見学してゆいレールの古島駅まで戻ってきました。

ここまでくればもう安心。いざとなればタクシーでもホテルに帰れます。

午後は首里城近辺の世界遺産巡りです。

お昼は「ななほし食堂」でゆし豆腐

ゆいレール首里に来ました。

一時半を過ぎてお腹ペコペコ。

アットホームな感じのななほし食堂

お昼を食べたくて首里城へ行く途中に行列のできているお店を発見。この時間なのに?

普段は並んで食べるなんてしないのに、疲れててお店をこれ以上探したくなくて15分くらい待ちました。

沖縄ぽいもの食べればよかったかな

ゆし豆腐定食(お腹すきすぎてチキンカツもプラス。もずくと冷たいお汁粉が嬉しい)780円。

ゆし豆腐って柔らかいお豆腐のことなのかな?よく分からないけど美味しく食べる。

地元の人が来ているようでお年寄りの人も多かったです。

美味しくて完食したので、お腹がはちきれそうでした。

 

玉陵

首里城公園まで歩いて、この後の動線を考えて首里城の見学よりも先に玉陵に行く。

玉陵(たまうどぅん)とは、琉球国王の王族たちの陵墓で世界遺産です。

沖縄戦で甚大な被害を受けましたが、1974年から3年余りをかけて修復され往年の姿を取り戻しているとのことです。

入場料300円

 

木々の間から見えてきます

まず門をくぐります

左から東室、中室、西室

玉陵の碑

碑文の文字は解読不能でしたが、玉陵に葬られるべき人の規定が書いてあるそうです。尚真王他8人の名が記され、この書きつけに背くならば「天に仰ぎ、地に伏して祟るべし」と結んであるそうです。

東室は王様と王妃さまの眠る墓室(40人が埋葬されています)
中室は洗骨前の遺体を安置する部屋。沖縄は火葬の前は洗骨という風習なのでした。

西室は王子や王女が眠る部屋。

柱の上に立っているシーサーがいました

遠くてよく見えなかったのですが、リーフレットには「子供の獅子を愛撫する雌獅子」とありました。

こちらは「玉紐をくわえて玉と遊ぶ雄獅子」

リーフレットの写真と少し違うようにも見えるけど、この説明を読んで「お母さんは子供の世話をしているのに、我関せずでスマホをいじっているお父さん」の図を連想して笑ってしまいました。

入口横の石の彫刻

こうもり?漢字で書くと蝙蝠となり、福と同音なのでめでたいとされているからだと勝手に納得。他にも獅子や龍、花などありました。

仏像?

琉球時代の庶民は仏教は信仰していなかったそうですが、王族は信仰していたと本で読みました。蓮の花や仏像の彫刻を見ると不思議な感じがしました。

 

事務所の地下にある資料室には遺骨を納める厨子の写真などが展示してありました。尚家の家系図などもありましたが、さらっと流す。

埋葬方法の違いに、別の国だったんだなあと実感する。

 

園比屋武御嶽石門

次はいよいよ首里城の見学です。

守礼門は工事中でした

その前におさえておきたい世界遺産園比屋武御嶽石門

石門が世界遺産

世界遺産のマーク

首里城公園内にあり、かつては国王が外出する際に安全をこの石門の前で祈願しました。沖縄の御城は城内に御嶽と呼ばれる聖域がたくさんありますね。

首里城

世界遺産登録は実は「首里城の遺構」です。

なので、2019年10月31日に正殿が火災により焼失しましたが、世界遺産登録を取り消されることはありません。

 

歓会門

花がいっぱいで一足先に春が来たようです

瑞泉門

奉神門(現在は改札所)

3つの入口のうち、中央の門は国王など限られた身分の高い人だけが通れる門だったそうですが、今は庶民も通って良し。

 

今は2026年の完成を目指して絶賛修復中で、修復作業を見学できました。

この中で作業が進んでいます

説明パネルはあるものの今日は墨付けや切り出しはしてませんでした

大工さんの父がいたら気になるだろうけど、私はさらっと見る。

龍頭棟飾の一部(その奥には鱗や鬣の破片)

前回来た時は、復元された正殿の中を見学して終わってしまいましたが、今回はその分東のアザナと呼ばれる城郭のほうまで行って首里城の城郭を堪能しました。

東のアザナに向かいます

亀甲積みですが、コンクリでしっかり修復している感じですね。

遠くに海が見えます

クレーン車の向こうにある建物は正殿の修復中の建屋。

この光景もある意味レアかも。

湯屋

露天風呂?やっぱり建物はあったよね?沖縄も冬の夜は寒いし。

石垣が高い

この旅行の間、毎日城ばかり行ってましたが、当然ですが首里城が一番大きくて城壁も高く立派です。

でも、座喜味城のこじんまりとしてるけど、海が見えるあの石垣はとってもいいんですけどね。5つの城はどれも優劣がつけがたい。

中城城で気になったとんがりがここにも

中山方式なのかな。石垣の角をとがらせるのは。

宿題として調べることにします。

高覆盆子(タカイチュビ)

キイチゴをタカイチュビと呼ぶそうで、王宮内で栽培されていたものを再現しているそうです。琉球食事療法の「御膳本草」には「よく子を生ずる」とあるそうで、世継ぎを授かるために王や王妃が好んで食べたのではと説明パネルにありました。