しゃおれんの旅日記

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魏志倭人伝の旅その4-吉野ケ里歴史公園②

吉野ケ里遺跡は「国営吉野ケ里歴史公園」として整備されています。

私たちは行きませんでしたが、BBQ広場やローラー滑り台などもあるようですね。

甕棺墓列

弥生時代といえば甕棺墓。今回毎日甕棺墓を見ているので正直慣れてしまい有難味が減っていました。

弥生人のみなさまに大変失礼なことをしたと今では反省しています。

甕棺墓に立つ鉄人28号くん

発掘された様子が復元されています

北墳丘墓

北内郭から甕棺墓列を見ながら北に進むと祖霊の宿る柱と北墳丘墓があります。

祖霊の宿る柱と墳丘墓

祠堂

柱の前には祠堂と思われる遺構あり。

北墳丘墓は首長たちの墓ですが、たんなる墓ではなくて子孫にとっては信仰の対象になっていたようです。

墳丘墓の中は見学できます

発掘された様子がわかります

初日に金隈遺跡に行っていたので、それほど驚かず。

墳丘の築造方法が展示されていました。

まず決められた範囲の周囲に土饅頭を並べ、周囲の土饅頭を繋いでから内側に土饅頭を敷き詰め形を整え、突き固めながら上にも土饅頭を重ねて高さを作っていくそうです。

周りの形を作ってからだったんですね。

 

この後、公園内を歩いていたら伐採をしてチップにしている作業を見かけ、木のいい香りに癒されました。

古代の森を再現する試みもしているそうです。

 

化石割体験

古代の森体験館というところに着いたのでのぞいてみます。

好きな石を選んで割ります(200円)

葉っぱの化石が入っているとかいないとか。また入っていてもうまく割れず見つけられないこともあるとか。了解です。

鉄人28号くんに見守られながら作業

葉っぱの化石発見

友人はこのほかにクローブ(丁子)を薬研でゴリゴリしてポプリを作りました(200円)。

体験館から園内バスが出ているので待ち時間に体験する人も多いようです。

大人なら化石割もポプリ作りも10分もあればできます。

 

私たちは行きませんでしたが、弥生くらし館での体験プログラムには、勾玉や石包丁作り、火起こし体験だけでなく、なんと「銅鏡」「有柄銅剣」「銅鐸」「親魏倭王印」「貸泉(新の時代の硬貨。年代測定の重要なアイテム)」も作れるそうですよ!(土日祝のみ)

「貨泉」製作体験なんて初めて見た。平日だったので残念です。

 

発掘現場見学

吉野ケ里歴史公園では発掘現場も日によって公開されています。

青銅の権(おもり)が発見されたところ

お昼の鐘がなったのに説明してくれた職員の方

甕棺が出た跡でこれから埋め戻します

緑色のカーペットが敷いてあるところは歩いていいよと言われて見学しました。

実際に作業しているところが見られるのは感動です。

倉と市

発掘現場を見て、南内郭そばの倉のあるところまで戻ってきました。

市もたったという倉のある場所

奥の柵の向こうにクニの倉がありました。

 

見学終了

広い園内ですが、おそらく半分も歩いていない。(北側や西側は行ってない)

園内に無料のバスが走るくらい広い公園です。

吉野ケ里のゆるキャラ?と鉄人28号くん

お土産売り場やカフェもあります。

ちゃんとしたお土産ばかりで図録のようなものはありませんでした。吉野ケ里関連書籍はいくらでもありそうなのであえてここで買わなくてもいいのですが。

 

吉野ケ里歴史公園を満喫しました!私たちは3時間弱くらいいたかも。

 

吉野麦米

近くにあった道の駅に寄りました。

吉野麦米

野菜など産直のものがたくさんありましたが、飛行機で帰るので野菜は買わず。

パンが美味しそうだったのでお買い上げ(飛行機の中で夕食にしました)。

美味しかったですよー。

パンを買うと隣のカフェで使える飲み物券を貰えました。

 

吉野ケ里遺跡は弥生時代前期(紀元前5世紀くらい)から弥生時代後期(3世紀くらい)に栄えたクニの跡です。

調査を進めてもっとすごい発見があるかもと楽しみにしています。