西国巡礼第三弾の2日目は午前中に28番成相寺のお参りを終えて午後は観光しました。
あかまつ号は楽しい
天橋立(11:30発)から西舞鶴(12:20着)までの50分、あかまつ号は座席だけでお食事はありません。
水戸岡鋭治氏デザインで木が多く使われていて、おしゃれです。
ただ、事前に座席指定するわけではないので、先着順に座っていくので、私のようなおひとり様は当然相席になりますよね。
女性のスタッフさんが振り分けてくれますが、今回はとりあえずみんな納得して座ってくれたけど、ごねる人がいたらどうするのだろうと思いましたよ。
私はソファ席になりました。景色に背を向けることになり、絶景のところでは子供のように靴を脱いで窓の外を見ていました。
シンガポールの女性と相席になりましたが、私が英語ができないので会話が弾まず。
むしろ日本大好きな(そう言っていた)彼女がカタコトの日本語を話してくれました。
乗車記念のマグネットを見たら「カワイイー」、
海を見たら「キレイネー」、
由良川橋梁の上では「スゴイネー」と言ってくれて、日本人としてちょっと嬉しい。
有名な由良川橋梁や、由良海岸などフォトジェニックな場所では教えてくれるし、飲み物なども頼んで50分の小旅行を楽しみました。
舞鶴観光
西舞鶴で降りた後、宿泊予定の舞鶴グランドホテルは駅前なので荷物を預け観光開始。
西舞鶴駅前から循環バスで市役所前まで行き、舞鶴の赤れんがパークにいきました。
循環バスは30分ごとに出ていて便利です。
舞鶴観光は、海軍ゆかりの港巡り遊覧船がお目当て。
事前にweb予約しておいて、チケットを赤れんがパークで引き換えて、出港までの間はカフェで海自カレーを食べました。
カレーは美味しかったですよ。
海軍ゆかりの港巡り遊覧船
港巡りの遊覧船は予想外に面白かったです。
イベントに行ってしまって、いつもより港内にいる船が少ないとのことでしたが、それでもなかなか迫力ありました。
そして、ガイドの海自OBの方の話の上手いこと。
みんな大笑いしながら聴いていました。
護衛艦など船だけでなく、造船所なども見ます。
30分のクルーズ、艦隊好きな小学生の男の子が帰りに「もう一回乗ーりーたーい!」とお父さんに言っていました。
反戦平和主義の私ですが、災害の時など一生懸命に任務を果たしてくれる自衛隊員の方々には頭が下がります。
引揚記念館
観光船を降りた後、引き揚げ記念館に行きたかったけど、バスがありません。
泣く泣く赤れんがパークからタクシー、片道2330円かかりました。
帰りは東舞鶴駅までやはり2330円。車の運転ができないときついですね。
(でも、ペーパードライバーを卒業する気はない)
引揚記念館は、もうしょんぼりしてしまうというか、切なくて悲しくなりました。
二宮和也さん主演の実話を元にした『ラーゲリより愛を込めて』とのコラボ展示もありました。
他の地域からは割と早く日本に帰れたのに、ソ連に抑留された人たちの帰国がかなり遅れたこと。
俘虜郵便でやりとりができたことなど、知っているようで知らないことも多かったです。
舞鶴は引き揚げ港の中で一番最後まで残っていたそうですね。
展示の中に、舞鶴港で帰国者が大歓迎されたのを見て、
「俘虜となった自分がこんなに暖かく迎え入れられるとは母国はありがたい」という趣旨の文を見て、敗戦で価値観が変わった内地と外国で俘虜生活を送っていた人たちとの考え方の違いを感じました。
苦難の末に帰ってこれた人はいいですが、帰れなかった人を思うと本人や待っていた家族はどんな気持ちだったのだろうと胸が痛いです。
見学を終えて裏手の展望台から桟橋の復元を見る。かなり小さいのでびっくり。
展望台までの道は桜並木。多くの戦友会の植樹によるものでした。
以前に私はウズベキスタンに旅行したことがあり、タシケントの日本人墓地にも行ったことがあります。
かなり時間が経っていますが、その前後やその時の旅行のことを書いた記事を再度紹介しますね。
xiaorentraveldiary.hatenablog.com
引き上げの体験や故郷に帰れないといった辛い思いをすることがないように、戦争や棄民といった誤った政策が取られないことを祈ります。
今日は私にしてはかなり観光要素が強かったです。
お天気が良くて気持ちよかったですが、最終日の明日は雨予報。
明日は駅から徒歩50分の松尾寺と、フェリーで竹生島に渡り宝厳寺に行く予定。
琵琶湖汽船は欠航にならないか?!
もし、近江今津まで行って欠航になったらどうしようか(竹生島から長浜港へ渡り、米原から新幹線に乗る予定でした)、とプランBも考えないと。
滋賀は今月下旬に友人と周るので、それ以外となると宇治か醍醐か・・・
動線悪いー、なんとか出港してーーと祈りながら就寝。