しゃおれんの旅日記

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十和田市立現代美術館で考える

妹がいる青森に旅行することに。

合流前に、色々なところで目にしていた十和田市現代美術館に行きました。

私は7時38分のはやぶさ5号に乗り七戸十和田に10時37分に着きましたが、バスが無いのでタクシーに乗りました。約25分、4810円也。

美術館前の「フラワー・ホース」

 

撮影可能なので自由に写真を撮り、屋外の街中アートも楽しんできました。

美術館前に草間彌生の「愛はとこしえ十和田でうたう」あり

「ファットハウス ファットカー」エルヴィン・ヴルム

この膨張した家と車について「社会的な成功や富の象徴でもある家や車を太らせることで、資本主義や美醜についての既存の価値をからかうようでもある」と解説にはありました。


先に感想を言うと、「モダンアートて私にはよくわからない。芸術って言ったものがちなんだ・・・」です。

 

不思議な物体が展示室に飾ってあって、解説を読んでへえーと思う。

でも、それで感動するかどうかっていうと・・・

これが芸術?と「考えちゃう」時点で、私には向いていない。

芸術って考えるものではなくて、好きか嫌いか、感動するかしないかっていう単純なものでしょ?

(ここまでくると開き直り)

「スタンディングウーマン」ロン・ミュエク(部屋の奥にいるのは職員さん)

 

有名なでっかいおばさん(スタンディングウーマン)は肌の質感や肉付きの感じとかリアルでなんか怖くて、心が落ち着くとか「わぁ、綺麗」と思うかっていうと・・・

表面の細かい皺とか身近すぎてむしろ見たくない・・・

そもそもおばさんの皮膚の皺とかたるみをでっかくして見たい?!

私は若い子のプリプリした水光肌を見たいですよ。

「水の記憶」塩田千春 赤い糸が船の周りを張り巡らされています

「なんか怖い・・・」が先にたち、次にこの糸はどうやって編んだのかな?と。

「光の橋」アナ・ラウラ・アエラ

別の方のブログで見たときはもっときれいなものだったのに、私のカメラの腕のせいで良さが表現できない。

「ザンプランド(湿地帯の意)」栗林隆

白い部屋の中の天井から兎が釣り下がっている。靴を脱いで椅子に登って、とあるので登って穴を覗く。

池から顔を出すアシカ?アザラシ?

「コーズ・アンド・エフェクト」スゥ・ドーホー

遠くから見たらきれいだけど、近くで見ると半透明の人形が肩車で繋がってい釣り下がっているのでちょっと気味が悪い。

「世代から世代へ知識や記憶が受け継がれて行くこと」を表していて、題名は「因果関係」の意味だとか。

小さい人形が繋がっている

「建物ーブエノスアイレスレアンドロ・エルリッヒ

ヨーロッパ風の建物のファサードと大きな鏡。建物に鑑賞者が乗って、鏡に映るところも併せて鑑賞するみたいです。センスが問われるけど一人だと写真撮るのも難しい。

屋根に捕まっている様子を表してみたかったけど、おばさんが丸まってるだけですね

名和晃平《Biomatrix (W)》

企画展の作品でぼーっと見てしまったものあり。シリコンオイルがぽこぽこと盛り上がっては消えるもの。これが「芸術」かっていうと不思議です。

時間差でぽこぽこと盛り上がっては消える

うーん、芸術って難しい。

私はモネやピサロみたいなわかりやすく色の綺麗な風景画が好き。

東山魁夷や河合玉堂など日本画も年々好きになりました。

そうでなければラファエロの描く美人のマリア様とか、ダヴィドの圧倒的画力で迫ってくる歴史画など好み。

ある芸人さんが「ピカソより普通にラッセンが好き」というネタをやっていたけど、大いに同意。

モダンアートが好きというと高尚な感じがするけど、私はモダンアート以前のわかりやすいものが好きなんです。

椿昇「アッタ」

他にも色々写真は撮りましたが、肯定的なコメントが書けないのでそろそろ載せるのやめます。

妹が「なんだか有名な建築家が建てた」という建物

 

行った人に聞くと、みんな「良かったよ」と言ってくれて今回来ることにしたけど、百聞は一見にしかず。

私は「モダンアートが好きじゃなければどうしても行かなきゃってところじゃないよ」と言うことにします。

 

 

おまけ

久しぶりに妹と会って喋って楽しかったです。

お昼は「SOBE_PI」という地元で人気のラーメン屋さんで、妹に奢ってもらう。

手前「ごまこくラーメン」奥「こってり醤油」

私はごまこくラーメンを食べましたが、胡麻の風味満載でこくがあり、美味しかったです。

柔らかくて美味しいチャーシューも普通に入っているのでチャーシュー麺にしなくても十分のボリューム。半熟卵はトッピングしました。

名物よりも地元の人が行く美味しい店を希望してたので大満足。

普段、夫さんの写真に話しかけるだけの生活をしている私にとって、半日あれこれおしゃべりするなんて、ありがたくて泣いちゃいそう。