西国巡礼第二弾は和歌山編です。
初日は三十三か所ではない熊野本宮大社と速玉大社・神倉神社と熊野詣。
二日目は朝一で那智大社と1番青岸渡寺をお参りし、特急くろしおで移動。昼に2番紀三井寺へ。二日目の午後は3番粉河寺にお参りした後、和歌山城を観光して予定完了です。
3番札所粉河寺
13:02紀三井寺駅発で和歌山駅へ。今日は和歌山駅前のホテルグランヴィア。
荷物を預けて次は3番札所の粉河寺へ向かいます。
本当は粉河寺は明日の予定でしたが、時間が早いので前倒しで行くことに。
13:55発和歌山線五條行きに乗り、14:26粉河駅に着きました。
駅前からはまっすぐ10分ほど歩くとすごくりっぱな門が見えてきました。
ご本尊 千手千眼観世音菩薩(永久秘仏)
「父母の 恵みも深き 粉河寺 ほとけの誓ひ たのもしの身や」
納経帖にある由来を引用します。
大伴孔子古という漁夫が山中で不思議な光に霊感を得て造仏のために小さいお堂と建てたところ、一人の童子が現れて念願をきき七日間そのお堂に籠って仏像を作り立ち去った。そこには目も眩い金色の千手観音の像が残されていたので、同じ童子に娘の命を救われた河内国の長者の佐太夫とともにこの粉河寺を建立し供養した。この童子は千手観音の化身であるそうです。(この縁起は絵巻物になっていて、駅から寺までの間にいくつか看板が立っていて紹介されています)
粉河寺は広かったです。奈良時代の創建で鎌倉時代はもっと堂塔伽藍が多かったそうですが、秀吉の紀州征伐で焼き打ちにあい(紀三井寺は春子さんのおかげで免れましたが)、その後江戸時代に再建されました。
中に川が流れているのは縁起にあった「米のとぎ汁のように白い粉河」なのでしょうか。そんなに白くなかったけど。
紀州徳川八代重倫(父)、十代治宝(子)ゆかりの寺と庭園だそうですが、中は修復中なのか荒れ果てていました。
ご祭神は丹生都姫命(天照大神の妹神、災厄から救ってくれる)、天忍穂耳命(天照大神の子、下界に降りるのを拒み、代わりに孫の瓊瓊杵尊が降臨した)
これらは帰ってから調べました。
私の旅日記、たんに移動の記録になっていて、自分で読み返した時に面白くないと思ったので。
立派なお寺なのに、あんまり参拝者がいないのは不思議です。
「触って御神木のパワーを感じてください」とあったのでお参りして御神木を触ってきた。
木や山、滝など自然に神が宿るって自然な感情だなあとまたしても思う。
15:39の和歌山行きは学生さんも多くて、賑やかでよかったです。
昨日からずっと大型バスに私一人とか、車両に二人とか寂しい限りでした。
和歌山は普通に都会なので当たり前かもしれないですが。
和歌山城
和歌山に戻ってから和歌山城を見に行き、今日の観光はおしまい。
紀伊といえば吉宗くらいしか思い浮かばないです。
和歌山城は昭和に再建されたもので、外から見るとフォトジェニックですが、中はがらんとした資料館でした。
回廊も再建されているので歩けますが、櫓や回廊って外から見るとかっこいいけど、中は普通の廊下なのでコメントに困ります。
全国の名城写真を見ながら、割と私も行った城が多いなと思ったりして。
うっかりしていたのは、下調べ不足で紀三井寺のそばの紀州東照宮を忘れた事。
ついでに行っておけばよかったとそれだけが心残りです。
この日は27,598歩歩いていました。
歩き疲れて夕食はコンビニで。
有名な「和歌山ラーメン」と思っていたけど、結構疲れていたので探すのが面倒になり、部屋でのんびりコンビニ飯にしました。
ホテルグランヴィア和歌山では何かのキャンペーンでウエルカムドリンクでノンアルコールの梅サワーや夜食にカレーも出ました。
寒いからルーフトップバーではくつろがず部屋に戻りましたがいい雰囲気でした。
駅前で便利だし、お部屋もきれいだし、それでいながらこのお値段はとってもコスパ高いと思いました。