!マーク付きでお送りしているメキシコ遺跡めぐり。そろそろ皆様お疲れでしょうか。
でも、石モノ遺跡好きの私は復習も兼ねて書き上げます。
できれば年内に書き上げたい。頑張ってついてきてくださーい。
- マヤカレンダー
- 高僧の墳墓
- 天文台(カラコル)
- 千本柱の回廊と戦士の神殿
- エル・カスティージョ
- チチェンイッツァーの朝日
- ジャガーの神殿
- ツォンパントリ
- 球技場
- この日のホテルはビジャ アルケオロヒカス
今回のツアーの目玉チチェンイッツァー遺跡にやってきました。
ユカタン半島をウシュマルと連合して支配していた強大な都市です。
6世紀頃の旧チチェンイッツァーと10世紀以降の新チチェンイッツァーの二つの地域が見られます。
ウシュマル遺跡観光後昼食、それから3時間近くバスで移動し、遺跡についたのは午後3時近く。
マヤカレンダー
ガイドのSさんがチケットを買ってきてくれるのでその間トイレに行ったりして待っているのですが、さすがに有名な観光地なので混んでいます。カンクンからの一日ツアーも多いため。
ビデオカメラを持っている人は入場料以外に別途チケットが必要です。
そして、入ってすぐにガイドのSさんが皆を止めて話し出します。
「マヤ・カレンダー買いたい人はいますか?」
マヤ文明は高度な暦を持っていて(何年か前マヤ暦で人類滅亡の年とかいう話がありましたね)、特定の日をその始まりから何日たったのかで計算してマヤ文字で描いてくれるというものです。
マヤ文字は絵のように複雑でちょっと芸術的なので、お孫さんの誕生日や結婚記念日などを買う人が多いとガイドさん。「日本の男性は結婚記念日忘れてる人が多いけど、みなさん大丈夫ですか?」などとどうでもいいことを熱心に話す。
数人が買っていたみたいです。額に入れたら素敵かも。(←熱量低い書き方ですみません。見本の写真すら撮ってない)20$?そこそこいい値段でした。
料金を払おうとするお客さんにガイドさんが「メキシコで前払いなんて絶対ダメですよ!引き換えにもらわなきゃ」と。
高僧の墳墓
いよいよ観光開始。木々のあいまから大ピラミッドがちらりと見えるも、旧チチェンイッツァーの観光を先にします。
発掘された当初、副葬品などから身分の高い僧が埋葬されていたと勝手に想像して名付けられたようですが、墳墓ではないようです。
階段にはククルカン(羽の生えた蛇)がいます。アステカのケツァルコアトルと同じで創造神だそうです。
ククルカンの降臨で有名な大ピラミッドは後述。
天文台(カラコル)
カラコルというのは巻貝のことで天文台を表す言葉ではないそうです。
高さ9mの台の上に13mのドーム。中に螺旋階段があり、春分・秋分の日には窓に光がる設計になっています。金星の周期も計算できるみたいです。
マヤ文明は天文学が発展していただけでなく、なんとインドよりも先に0(ゼロ)の概念を知っていたといいますが、どうなのでしょう?
それと、マヤ文明は20進法。数字に弱い私は20進法って???
ところで、このチチェンイッツァー遺跡はこれまで見た中でダントツでお土産売りが多かったです。
千本柱の回廊と戦士の神殿
旧チチェンイッツァー から新チチェンイッツァーの方へ移動します。千本柱の回廊と言われる柱がたくさんある場所を通って戦士の神殿に向かいます。
近くに寄ってみます。
向こうをむいていますが、この膝を立てて上半身を起こしている像はこのお腹の上に生贄の心臓を置いたとされるチャックモールという像です。
マヤ文明は生贄の風習があり、スペイン人は野蛮だとしていましたが、
無抵抗の先住民を殺しまくったり、奴隷としてこきつかって結局殺してしまうのはいかがなものでしょう。
私の常識で測ることはできないですが、生贄にされることは名誉の死という文化だったらしいですし。少なくとも他民族に殺されるより、自分の信仰している神様のために死ぬほうがずっとよかったのでは、なんて思いながら見ていました。
エル・カスティージョ
こちらピラミッドですが神殿です。
春分と秋分の日には影が階段にあるククルカンの頭とつながって蛇の形に見えるという「ククルカンの降臨」という現象がみられます。見たかったけど、その日にあたるツアーってお値段が跳ね上がるので断念しました。
このピラミッドは暦を表していて、一面が91段×4面ありさらに頂上の神殿で₊1段ということで365日を表しているとか。
さらに最近の研究では、内部にもう一つ小さなピラミッド型神殿が入っているとか。内部も公開してほしいですねぇ。
ここは91段無いかも?
ここの遺跡は登れるところは一つもないので、午前中のウシュマル遺跡で登れてよかったです。
時間がおしてきてけっこうあっさり見学が進む。
物足りなくて、翌日朝日を見るというOPに参加しました。
チチェンイッツァーの朝日
4日目の朝、旅行会社から添乗員さんに連絡が入りました。
5日目の朝、チチェンイッツァー遺跡で朝日を見るという行程があるので、バスの用意があるので参加者がどれくらいいるかを調べてほしいと。
4日目は夜にチチェンイッツァーの遺跡でプロジェクションマッピングを見るというOPに参加する人たちがいました。なので、添乗員さんはあんまり気乗りがしなそう。
「参加したい方は手を挙げてください」
「はい!」私たちは夜のOPに参加しないので、できれば朝日を見たい!
「お二人だけ、ですか?」と添乗員さんのできれば無しにしたいという空気が伝わる。
しかし、私たちが手を上げたら、他の人も上げ始め、それにつられてあげる人も増えて・・・
「これで最終ですよ、参加したい人は手を挙げてください!」36人中16人が参加することになりました。
朝の4時に添乗員さんが参加者の部屋をノックして起こしてくれて4時半にロビーに集合。日の出は6時半くらいなのに、朝の5時に遺跡の入口に行かなくてはいけないとかで(遺跡の担当者の気分で集合時間は変わるらしい)。
でも、添乗員さんには申し訳なかったですが、とってもきれいで感動しました!
他のツアーのガイドさんはライトで照らしながら説明してくれるのに、私たちの現地ガイドのSさんはまたも芸能人の噂話。イライラするので離れて暗闇の中師匠と探検していました。
朝は寒かったし眠かったけど参加してよかったです。
話は4日目の観光に戻ります。
ジャガーの神殿
ここは階段の上にククルカンの頭があります。
ジャガーが心臓を食べている壁画があります。
ツォンパントリ
近付いてみると・・・
生贄の頭蓋骨を置いた台座。トルテカ文明の影響をうけているとのことです。
ガイドのSさんはガイドブック程度のことしか説明をしてくれない。あとでネットで調べよう、と思ったらあまり載ってなくて自慢話をぶった切って質問すればよかったと後悔。
球技場
こちらの球技場はウシュマル遺跡の球技場と違って大きくて7人制だとガイドさんはいいます。
敗者(もしくは勝者)が生贄にされたと考えられていて、壁画にも首から血が出ている彫刻があったというが探し出せず。
ここで、閉園の時間が近づいて帰ることになりました。
のんびりと昼寝をしていたお土産売りのみなさんも片付け作業の時はとってもテキパキ。あんなに同じようなお店並んでいたら売上ってあるのかな?と思うくらいのお店。
午前中のウシュマル遺跡と午後のチチェンイッツァー遺跡、この日はとても充実していました。でも、できればもっと細かく説明聞きたかったです。
メキシコシティのガイドのNさんだったらもっと色々話してくれたのになあーと思いながら。(旅行会社へのアンケートにもしっかり文句を書いてしまった)
せっかく高いお金を出して、そうそう来れるところでもないのだからちゃんとガイドしてほしいなあと。でも、他のお客さんは楽しそうに聞いているからいいのかな?
でも、せめて、同じ話を何度もするのはやめてほしい。
この日のホテルはビジャ アルケオロヒカス
冷蔵庫もバスタブもなく、近所にコンビニもなく、Wi-Fiもあまりつながらず、部屋にヤモリがいたりするけど、寝るだけなら問題無し。
もうこれで帰ることになっても満足、と思っていたけど翌日もまだまだ楽しいことが続きます。