楽しかった大分の旅も最終回。
宇佐神宮(鳥居)
富貴寺の後で宇佐神宮へ。全国の八幡様の総本山ということでやってきました。
八幡様といえば応神天皇。去年、日本古代史ブームが再来した私にとって、和気清麻呂の宇佐神宮神託事件も気になります!
仲見世に近い八幡駐車場(400円)に停めて、仲見世を通り抜け(我が家はあまりお店は見ない)心はすでに宇佐神宮へ。
この看板の隣に「神武天皇東遷顕彰碑」あり。
神話の世界とはいえ、日向から吉備を経て橿原を目指すというルートが不思議。
素人考えだと日向は気候も温暖で暮らしやすそう。あえて他所へ行く必要があるのかな。日向の豪族が宇佐や筑紫の豪族と連合して東征して、吉備の豪族と争った勝者が畿内に入って大和朝廷の元を作った?妄想してないでちゃんと勉強しなくては。
祓所 手水舎で清めたのでこちらは使わず。
祓所の前の広場から鳥居をくぐり階段を登って行くと上宮本殿となります。
夫婦石
階段の途中に「夫婦石」なるものがあります。いただいた地図にも「一人の方は両足で、夫婦やカップルの方は手をつないで一緒に踏むと幸せになれるといわれています」とありました。
再婚同士の私たちはいい年ですがちゃんと幸せになれるおまじないを実践します(笑)
逆光で見えづらいのですが、宇佐神宮の鳥居は宇佐鳥居と言って独特の様式です。
上の笠木がすごく反り返っています。額や額束がなく柱の上に台輪というのもあります。
これまであまり鳥居に目を向けたことがなかったのですが、神明系と明神系など色々調べたら違いがあるのですね。(でもすぐ忘れそう)
上宮本殿
南中楼門は勅使門ともいわれ、皇族や勅使が通る門とされ、県指定有形文化財となっています。
この奥に3つの本殿があり、
二之御殿:733年比売大神(多岐津姫命、市杵嶋姫命、多紀理姫命)が祀られました。この比売大神は宗像三女神と同じですね。天照大神と素戔嗚尊の誓(うけい)で生まれたとされる女神様です。
三之御殿:823年に神功皇后(応神天皇の母)が祀られました。
宇佐神宮は八幡さまの総本宮なので応神天皇にゆかりがあると思ったら神功皇后や比売大神もいらしたのですね。
3つの御殿をお参りするはずが、ここで気づいてしまった私たち。
芸人さんがロケをしている!すっかり気持ちがそちらに飛んでしまいました。
芸人さんを見ました
あまり芸能人を見たことがない私たちはとりあえず撮影の邪魔にならないように端によけて彼らと彼らをかこむスタッフを見ていました。
撮影って、ちゃんと台本があるんですね。(黄色の←)ディレクターさんらしき人が指示を出し、3人はそれにアドリブを加えたりしながら楽しそうに進んでいました。
この楠の大木に「EXILE」のUSAさん(私はよく存じ上げませんが)がプライベートで歌のヒット祈願に訪れたら大ヒットしたとかで、パワースポットになっています。
3人もパワーをもらっていました(笑)
最後は宮司さんや巫女さんたちとも記念撮影をしてあげて、売れっ子なのに優しいなあと思いながら見てました。
彼らと大勢のスタッフさんが去った後は一気に静かになり、私たちもやっと邪念を払いお参りです。
ここは「二礼四拍手一礼」という独特のお参り方法でした。
お参りのあとで天皇陛下奉祝記帳があったので記帳しました。
上宮本殿のお参りを終えて西大門を通って下宮へお参りです。
片参りにならないように下宮もお参りします
下宮に向かう途中にあった若宮神社
下宮は、「古くは御炊殿(みけでん)といわれ、神へささげる食事を調理する場でもありました。創建は810年~824年とされ、農業と関係が深いといわれています。近くには兆竹(さましだけ)が生えています。これは、かつて占いの際に使われていた竹と伝えられています」(地図の解説より引用)
檜皮葺の屋根を持つ橋。10年に一度勅使祭のときだけ扉が開かれるそうです。
上宮と下宮以外にも多くのお社がある宇佐神宮を大満喫したのでした。
やっぱり、神社は良い気が流れるような気持ちのよい場所にあるので、お参りした後は気分が清々しくなりますね。
かわいいポストを見つけたのですが、ここで出すとご当地消印になるなどの情報は発見できませんでした。