御陵印を頂くことをテーマに旅行をしてきました。
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3つ目の事務所は、明治天皇陵(伏見桃山御陵)の隣にある桃山陵墓監区事務所です。
明治天皇陵はそれはそれは立派でした。
最寄り駅
伏見桃山御陵の最寄り駅はいくつかあります。
JR桃山駅(徒歩17分)、京阪宇治線桃山南口駅(徒歩11分)、京阪本線伏見桃山駅(徒歩24分)、近鉄桃山御陵前駅(徒歩21分)
午前中に畝傍御陵に行き、近鉄で北上した私は桃山御陵前駅から行くことにしました。
桃山南口駅からは近いですが、御陵の前にそそりたつ石段があるので、階段が苦手な方は別のルートをお勧めします。
御香宮神社
桃山御陵前駅を降りたら、立派な神社がありました。
気になって入ってみました。
ご祭神は神功皇后。安産の神様でした。
おばちゃんには関係ないけど、立派な神社なので入っていきます。
平日でしたが、七五三祝いのご家族連れが数組いて(密を避けるために平日に来たのかも)とっても可愛らしい。
御祈祷されている家族連れが多くて本殿の写真は割愛。
御香宮神社の名前の由来は、病気平癒の香水がわき出たため。
こちらのお庭は小堀遠州が作った石庭ですが、先を急ぐ旅のためここでルートに戻ります。
桃山御陵へ
散歩されている方も少々。
こちらには明治天皇の伏見桃山陵と昭憲皇太后の伏見桃山東陵と桓武天皇の柏原陵があります。
小雨の中、深い森の中を歩く感じ。
前を歩いているおじさんに追いつけるかと思ったらこれがまたエラく速い。
もしかして陵墓を守る仙人だったのかな?くらい。
上円下方墳です。大きくて圧倒されます。
京都で生まれて東京に出てきて、近代日本に生まれ変わっていくのを見ながら、そして最後は京都に祀られて、激動の一生だと思う。
当時の国民もそうですけどね。
桃山南口駅から来た場合、このすごい石段を登ることになります。
しかし、この後桓武天皇陵に行く予定の私は階段を降りず、来た道を戻ります。
桃山陵墓監区事務所
なんとこちらには神代三陵の御陵印があります。
天津日高彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)の可愛山陵(えのみささぎ)
亀の絵が描かれていて可愛らしいですよね。
ニニギノミコトは神武天皇の曽祖父。天照大御神の孫で高天原から日向に降りてきた方です。
御陵は鹿児島にあるのに、御陵印を京都でもらえるなんて♪
天津日高彦火火出見尊(あまつひこひこほほでみのみこと)はニニギノミコトの子、神武天皇の祖父です。
こちらの御陵も鹿児島にあるのに京都でいただけるのでありがたいです。
押すのを失敗してなんとか「高屋山上陵」と読めるかなぁといった感じです。
天津日高彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(あまつひだかひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)は神武天皇のお父さん。
鹿児島に御陵がありますが、桃山御陵でいただいたリーフレットを見ると、墳形が「洞穴」!参拝したい気もありますが、最寄りのバス停から約5.6km、徒歩1時間とあるのを見ると遠方より思いをはせるだけで許してくださいませ。
伏見桃山城
Googleマップを確認しながら進むと「伏見桃山城」の文字が。
どうやら復元されたお城があるようです。
来歴を見たら、ここは以前「伏見桃山キャッスルランド」という遊園地だったんですね。
1964年にオープン、2003年に惜しまれつつも閉園したものの模擬天守は残り、今は運動公園となっています。
模擬天守の中には入れませんが、城内のお庭はきれいに整備されていて、なかなか立派でした。
平日の午後は全く人気がなく少し寂しい感じですが、桜の頃などはきっときれいなんだろうなあと思いながら鑑賞。
日本人はホントお城が好きなのねぇ。
桓武天皇陵
京都に遷都した桓武天皇陵はこちらにあります。
看板の先に拝礼所がありました。
桓武天皇陵も中世には所在地が不明になってしまい、明治時代に現在の位置を柏原陵に定めたそうです。
秀吉の伏見桃山城の築城の際にこの付近は大幅に造成が行われたようで、もしかしたら削平されてしまった可能性もあるようです。
今回、御陵印を頂く旅をするにあたって、少し調べただけでも色々なことがわかって勉強不足を実感しました。
反省です。
今回の旅はGOTOキャンペーンの真っ只中なのに、全く密ではなく「疎」♪
心行くまで、すがすがしい空気を堪能しまくっていました。
京阪丹波橋には15:30に到着。
この後、泉涌寺境内にある月輪陵墓監区事務所に行けばミッションクリア。
急ぎます!