天気がいいので、二日連続で日帰り巡礼旅。
この日は銚子です。同じ千葉県内でも、銚子は電車で行くと遠い。
前に、夫さんに車で連れてきてもらったことがあります。佐原や香取神宮、鹿島神宮などと合わせて一日がかりでした。車でも遠いですね。
銚子駅でレンタサイクルを借りて(電動自転車2時間500円)、10分くらいで着きます。
自転車でなければ、銚子電鉄に乗って2つめの観音駅で降りて徒歩8分くらい。
飯沼観音(銚子観音)
納経所はここから5分ほどの大師堂にありますが、まずは参拝。
奈良時代に海中から出現したとされるご本尊の十一面観音は秘仏。
御前立の仏像にお参りします。
本堂の天井には西国・坂東・秩父の百観音が描かれています。
いくら真剣に祈っても治らない時は治らないと知っているけど、それでも祈る。
膝や背中に機銃掃射の跡があります(太平洋戦争のときのもの)
境内に神社があり、旧称を瀧蔵権現といい、銚子の産土様として信仰を集めていました。
そちらの手水所の彫刻がすごかったので写真を撮りました。
この後は、大師堂(飯沼山 円福寺)へ。もとは一つのお寺でしたが、今は間に道路が通って分かれています。
飯沼山円福寺
この日に巡礼に来たのは、実はこの日は「尊い巻物」と「涅槃絵(刺繍)」の公開があったため。
大般若波羅密多経などのお経、本阿弥光悦筆古今和歌集抜き書き、十二月風俗絵巻などの絵巻物など色々ありました。
11時と13時には慶応大の教授による解説もありました(私は参加せず)
絵巻物は風俗画なので見ていて楽しいです。
縦3.5m、横2.65mという大きな刺繍の掛け軸。
毎年、お釈迦様が入滅した2月15日の涅槃会で使用され、あわせて公開されます。
刺繍?と目を疑うほどの精密な絵のような掛け軸でした。
運よく銚子電鉄を見ることができました。
駅もかわいい。
本当は銚子まで来たら、犬吠埼灯台に行くとか、おいしい海産物とか食べればいいのだけど、夫さんを思い出しそうで、結局そのまま帰りました。
おみやげに、ぬれせんとサバカレー。
サバカレーは昔のドラマ(玉置浩二出演。「コーチ」1996年)に出てきました。
観光案内所の職員さんに「よく知ってますね」と言われたけど、マスクしているから分からなかったのかもしれないけど、多分職員さんと同年代。知ってますよー。
友人にさいたまの苺をお土産にもらったので、そのお礼に。
海有り県の千葉なのに、ぬれせんでいいのか?はさておき。
28番滑河山龍王院(滑河観音)
成田線は昼間は一時間に一本程度。
次の14:08発の成田線で成田まで行きたい。
滑河観音は駅から徒歩20分弱ですが、混んでいないので1時間あれば間に合います。
仁王門にかかるしめ縄は、毎年檀家のみなさまが集まって作っているそうです。
銅板葺。参詣する人々が、観音様の慈悲に間近に触れられるように、正面三間の入口には扉が無く、外陣には建具もない。
ご本尊は十一面観音菩薩です。
こちらの二頭の馬は、もとは白と青に塗られ、左甚五郎の作と言われています。
昔は、本堂の正面入り口そばに飾られた立体絵馬でしたが、毎晩ここから馬が抜け出して近所を荒らしたので、住職によって釘付けにされてしまったそうです。
境内を歩いていると、成田空港が近いためか、頻繁に飛行機が通ります。
けっこう低い位置なので迫力あります。
ホームから見える神社の御神体が、どうにも古墳に見える。
帰宅後調べたら、猿山天神塚古墳という名前でした。
詳細は不明ですが、横芝のほうには埴輪街道があるし、渡来人系の古墳なのかもしれません。
この週は珍しく、パシフィコ横浜でのライブ2連戦から、連日出かける用事があって、遊びの用事だけでなく面倒なこともあったので、それなりに疲れました。
前は朝ラン10kmしてからフルタイムで働いて、夜に女子会なんて平気だったのに。体力がすごく落ちた感じがしました。
まだまだ巡礼も残っているし、でかけたいところもあるし、ちゃんとしよう。